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大宇造船、年内に3000人の人材削減

計画より4年前倒し…「フローティングドック」を来年までに売却 

  • 大宇造船、年内に3000人の人材削減
大宇造船海洋が年内に3000人規模の大々的な人員削減に乗り出す。流動性確保のために、船舶建造の中核設備であるドック(dock)5基のうち3基も、来年中に売却することにした。大宇造船海洋が、このような自救計画案を前倒しで実施することにしたのには、来年4月から11月までに9400億ウォン規模の社債満期が帰ってくるうえ、2020年基準で3兆3000億ウォン規模の資金不足が予想されるためだ。

11日、金融当局と債権団、造船業界によると、政府はこのような内容を骨子とした造船・海運の構造調整案を今月末に発表する予定だ。これと関連し、大宇造船は年内に1000人規模の人員削減を目標に、去る7日から21日までに希望退職申請を受けている。続いて、2000人規模の生産支援組織を分社する形で、計3000人の人員を年内に削減することにした。6月末現在の大宇造船海洋の従業員は1万2699人だ。当初、大宇造船はこの程度の規模の人員削減を2020年までに順次断行することにしたが、最近の受注干ばつとドリルシップの引き渡し遅延で、深刻な流動性危機に直面しながら人員削減時期を4年前倒ししたものだ。

大宇造船は、船舶建造の中核設備であるドックも60%ほど削減する。来年1月までに受注干ばつが続く場合、海上で船舶を建造できるように考案されたバージ船形態の大型構造物であるフローティングドック(floating dock)3基全量を、来年末までに売却する計画だ。今年に入って大宇造船は、建造物量の減少でフローティングドック2基を売却している。

造船産業の構造調整と関連するマッキンゼー用役結果、大宇造船は2020年基準で3兆3000億ウォンの資金不足事態を迎えることになるだろうという分析が出てきたことが分かった。アンゴラ・ソナンゴルのドリルシップの引き渡し遅延などの悪材料が解消されなければ、来年下半期に運営資金不足で法廷管理の可能性も排除できないという暗鬱な展望が債権団内部で提起されている。
  • 毎日経済 パク・ヨンボム記者 / チョン・ソクウ記者 / 写真=毎経DB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2016-10-11 17:54:26




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