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現代自動車、新型ジェネシス…BMW・ベンツと正面勝負

鄭夢九会長が直接紹介/ヨーロッパに初めて出す大型セダン/2008年の1世代発売開始以後、全面改造 

BMW 5シリーズやメルセデス・ベンツ Eクラスと正面勝負を宣言した新型ジェネシスが姿を現わした。

さいきん苦戦中の米国市場を立て直すことはもちろん、国内でも輸入車市場を掌握したドイツ車を牽制する全天候モデルだ。7年ぶりにプラス成長が予想される欧州市場に初めて上陸し、弱点だったブランドイメージを引き上げるものと評価されている。

鄭夢九現代自動車グループ会長は26日、ソウルのハイアットホテルで開かれた新車発表会に参加して「現代自の技術力を集約し、シビアな性能評価と最高の品質管理を経た」と語った。

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来年の販売目標は国内3万2000台、海外3万台など総6万2000台とされた。旧型ジェネシスは2008年の発売以来、現在まで米国で10万台など総25万台以上が販売された。

現代自関係者は「期待が大きいだけに、初代モデルよりも販売量が最小限150%はのびると期待する」と説明した。

現在、現代自は中国市場と一部の新興市場を除けば成長の勢いが鈍くなった状態だ。去年の米国市場はシェア8.8%を記録し、今年は10%突破が予想されたが燃費問題など相次ぐ品質問題で後退した。

来年は完璧に復活した日本車の攻勢を受け止めなければならない「危機の一年」だ。この間、マイナス成長を重ねた欧州市場では欧州車の不振に乗じて善戦していた現代自が、来年の市場反騰とともに欧州車の攻勢によって苦戦が予想されている。

このため新型ジェネシスは開発初期から、徹底的に欧州高級車との競争構図を念頭にして製作された。来年の上半期に米国と欧州に同時出撃する予定だ。

先月、欧州の現場訪問に出ていた鄭夢九会長は、「現代自が大型セダンでは初めてヨーロッパ市場に出すわけだから、成功的に欧州市場に定着させなければならない」と強調した。4年間で総5000億ウォンが投資されており、ドイツ製高級車に劣らない走行性能を具現したと現代自側は自負している。

新型ジェネシスは2008年に現代自初の後輪駆動ラグジュアリーセダンとして開発された初代ジェネシスを全面改造し、現代自のセダンでは初めての四輪駆動方式である「HTRAC」を装着しており、スタイルや走行性能、安全性能など事実上すべての部分で一段階高めた。

販売価格は初代モデルより平均300万~600万ウォン引き上げられた。現代自は「主力モデルである3.3プレミアムは新規のHD級9.2インチDISシステムなど総410万ウォンの値上げ要因があったが、実際の価格は230万ウォンのみの値上げで顧客負担を低くした」と説明した。

高級モデルである3.8エクスクルーシブはスマート空調システムとスマートトランクシステム、タイヤ空気圧警報装置、HIDヘッドランプなどを採用した。

ベンツも27日にフラッグシップモデルである新型Sクラスを出すことから、年末を控えて国産・輸入の高級車主導権争いがさらに加熱するようだ。
  • 毎日経済_チェ・スファン記者/イム・ソンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2013-11-26 17:32:49




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