トップ > 数字経済 > 企業 > サムスン電子、9.3兆ウォン規模の自社株買い

サムスン電子、9.3兆ウォン規模の自社株買い

◆ サムスン電子第4四半期の実績 ◆ 

  • サムスン電子、9.3兆ウォン規模の自社株買い
サムスン電子は今年、9兆3000億ウォンぶんの自社株を買い入れて消却することにした。市場で予想していた7兆ウォンを大きく上回る水準だ。サムスン電子は3兆8503億ウォンに達する現金配当も実施することにした。これもまた歴代最大規模だ。

サムスン電子は24日、昨年の株主還元財源の中から配当後に残った8兆5000億ウォンと、2015年の残余財源の8000億ウォンを合わせた9兆3000億ウォンぶんの自社株買いを実施すると明らかにした。取引量などを勘案して、今後3~4回にわたって買い入れが完了すると全量消却する予定だ。すでに2015年10月から昨年の第3四半期までに、歴代最大規模である11兆4000億ウォンに達する自社株を購入した後に消却した。

サムスン電子はこれとあわせて、決算配当として普通株式1株当たり2万7500ウォン、優先株は2万7550ウォンを現金配当すると公示した。時価配当率は普通株が1.53%で優先株は1.94%水準だ。現金配当金の総額は約3兆8503億ウォンで、中間配当を含む2016年の1株当たり配当金は前年比で約36%増加した。サムスン電子が昨年11月、株主価値の向上策として言及した4兆ウォン規模の配当に近い数字だ。

サムスン電子はこの日、2016年第4四半期の連結基準での確定実績として、売り上げ53兆3300億ウォンと営業利益9兆2200億ウォンを記録したと発表した。

ギャラクシーノート7の販売中止事態にもかかわらず、半導体部門で4兆9500億ウォンの大規模な利益をあげたことが、全体の実績を牽引した。四半期の営業利益は歴代3番めの規模だ。

昨年のサムスン電子の売り上げ高は201兆8700億ウォンで、営業利益は29兆2400億ウォンを記録した。売り上げ高は前年よりも0.6%、営業利益は10.7%増加した。
  • ソン・ソンフン記者/ホン・ヂャンウォン記者
  • 入力 2017-01-29 08:53:43




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア