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米国産シェールガスを燃料に…SK E&S、坡州天然ガス発電所で初稼働


  • 米国産シェールガスを燃料に…SK E&S、坡州天然ガス発電所で初稼働
  • < SK E&S 坡州天然ガス発電所 >


米国産シェールガスを原料として電気を生産する発電所が初めて登場した。 SK E&Sは子会社の坡州エネルギーサービスの坡州天然ガス発電所で、シェールガスを原料として1日から商業運転を開始したと発表した。 60万世帯が使用可能な電力である1800メガワットを生産できる坡州発電所は、米国産シェールガスを利用する最初の発電所になった。坡州発電所は、単一の発電機では国内最大容量である900メガワット発電設備2基で構成されている。坡州発電所の稼働により、SK E&Sの発電設備容量は計3000メガワットに増えた。兪柾準(ユ・ヂョンジュン)SK E&S社長は、「安くてきれいな燃料を導入して安くて質の良い電気を生産・供給し、国家エネルギーの需給安定化に寄与したい」と語った。

ふつう液化天然ガス(LNG)発電所は、長期契約を通じて原料を調達する。坡州発電所は豪州Gorgon Project(ゴルゴン・プロジェクト)を通じ、今年から5年間に年80万トンを持ち込む予定だ。豪州で調達するガスが入ってくる5月まで稼働するために、SK E&Sは今年の初めに米国ルイジアナ州のSabine Pass(サビンパス)LNGターミナルからシェールガス6万6000トンを買い入れた。いま現在のレベルの稼働率(全国平均30%)を考慮すると、今回持ち込んだ米国産シェールガスは3ヶ月ほど発電所を稼働させることができる。今年初めに購入した物量のほか、SK E&Sは2019年から米国Freeport(フリーポート)LNGターミナルを通じて年220万トンのシェールガスを20年間輸入する計画だ。

これらの物量は坡州発電所をはじめ、SK E&S系の慰禮(ウィレ)熱併合発電所などで使用する予定だ。 SK E&Sは2005年から、年間50万~60万トンの天然ガスをインドネシアから直接輸入して、光陽天然ガス発電所の燃料として使用している。国内企業が韓国ガス公社を経由せずに原料を輸入したのはSK E&Sが初めてだ。

2014年10月に着工し28ヶ月めで本格的に稼動を開始する坡州天然ガス発電所は、首都圏地域という点を考慮して環境に配慮して運営される。
  • チョン・ウク記者 / 写真=SK E&S
  • 入力 2017-02-01 17:31:13




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