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韓国マクドナルドがまた値上げ


  • 韓国マクドナルドがまた値上げ
マクドナルドが、昨年に続いてわずか1年で再び大々的な値上げに乗り出し、消費者の不満が少なくない。今回価格が上がった品目は、バーガー単品6種、ランチセット8種、朝メニュー4種、デザート2種、サイドメニュー4種などの計24種の製品だ。マクドナルド側は、製品ごとに少なくて100ウォンから多くて400ウォンほどが上がることで、全体の値上げ幅は平均1.4%水準に過ぎないと説明した。

しかしこれは、価格が上がらない全メニュー比で算出した数値で、実際に価格が上がったメニューの値上げ幅は10~20%に達する。ビッグマックの場合、単品では従前の価格のままだが、ランチセットの価格が4700ウォンから4900ウォンへと200ウォン(4.3%)上昇したのをはじめ、フレンチフライ(6.7%)、シュシュバーガー(10%)、アイスクリーム(20%)などの人気メニューの値上げ幅が大きく、消費者が体感する値上げ幅はさらに大きく感じられざるを得ない。

マクドナルドのこのような動きは、昨年、チョ・ジュヨン韓国マクドナルド代表がマーケティング副社長として昇進して以来、さらに加速しているという評価だ。チョ・ジュヨン代表は、韓国マクドナルド内部で代表に抜擢された初めての人事であり、史上初の女性代表として関心を集めた人物だ。赴任以来、値上げをはじめマックデリバリーの最小デリバリー注文可能金額の上昇、各種割引政策の廃止などと、収益を増やすことに集中している。これに加え、既存メニューを高級化して価格を高めたシグネチャバーガーラインを拡大するなどと、プレミアム戦略を積極的に推進している。既存のマクドナルドの顧客とは、異なる階層を攻略するという意志がうかがえる。

一方、今年1月基準の韓国のビッグマック指数は3.68ドルで、シンガポールに次いでアジアで2番目に高い水準だ。日本(3.26ドル)や中国(2.83ドル)よりも高いという。このような価格政策を基に、韓国マクドナルドは最近数年間、アジア諸国としては中国と一緒に継続的な成長性と高い潜在力を持った高成長マーケットに含まれた。

  • 毎日経済 リュ・ジミン記者 / 写真=マクドナルド | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-02-06 09:55:37




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