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食品・流通業界がMe tooに重点を置く理由は?


  • 食品・流通業界がMe tooに重点を置く理由は?
最近、食品・流通業界でヒットになった特定製品の「Me too」製品を相次いで出しており、議論が起きている。独自の製品開発ではなく、トレンドに便乗した「コピー」行動が業界全体の共倒れをもたらすことがあるという指摘が相次いでいる。

17日、業界によると、最近「さつまいも」が食品業界のトレンドに浮上し、昨年末から食品・流通業界ではMe too製品・商品の発売が相次いでいる。

SPCグループの生果物飲料ブランドであるJamba Juiceは先月、「紫いもラテ」を発売した。カフェベネが昨年10月に発表した「さつまいもカフェラテ」と「さつまいもティーラテ」のMe too商品だ。サツマイモをコンセプトにした商品発売の競争は、コンビニ業界でも起きた。ホームプラス系列のコンビニエンスストア365プラスは昨年12月に、「ノランノラン カボチャサツマイモ」を出した。昨年11月にGS25が、アイス焼き芋を「ソルマ」というブランドでリニューアルしたことに刺激を受けたものとみられる。

Me too商品は、市場で成功した競合他社の商品を模倣することをいう。検証された製品コンセプトを活用し、短期間で売上を増せる。最も代表的な事例がハニーバターチップだ。ヘテ製菓が過去2014年に発売したハニーバターチップは品薄現象までを起こし、発売初年度に200億ウォン、翌年の2015年に900億ウォンの売り上げを上げた。以後、オリオンの「ポカチップ スイートチーズ」と「オージャガイモ!ハニーミルク」、ロッテ製菓の「蜂蜜食べたポテトチップ」と「ハニーバターコッカルコーン」と「ドリトス ハニーチリ味」など、名前の前に「ハニー」がついた商品だけで40種余りが発売された。

一部では、韓国の食品業界が研究開発(R&D)をせずに簡単に売上を上げられる模倣だけに重点を置くという批判も提起されている。流通業界の関係者は、「食品業界から新鮮な新製品が出てこないため、最近コンビニ・百貨店などの流通業者が自社ブランド(PB)商品を開発し、食品のトレンドを主導している」と伝えた。

しかし、食品業界は急速に変化する消費トレンドを直接開発した新製品で追いつくことは、現実的に不可能だと吐露する。投資の不確実性が大きいためだ。食品業界の関係者は、「研究開発を通じて、市場にリリースする製品は年間100件に達するが、実際の成功した製品は10%を少し超える水準だ」とし、「製品の研究開発には、設備調達、機械の導入・設置、空間確保などのさまざまな条件を備えるために、数百億ウォンがかかり、急速に変化するトレンドに歩調を合わせるのは難しい部分もある」と伝えた。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 キル・ナヨンインターン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-02-17 14:39:53




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