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創立50周年「ロッテ」…役員人事で若いCEOを前面配置


  • 創立50周年「ロッテ」…役員人事で若いCEOを前面配置
辛東彬(シン・ドンビン)ロッテグループ会長は今年、創立50周年を迎えて「ニューロッテ」を導くグループの陣容を新たに整備した。特に今回のロッテグループ系列社のCEO人事の規模はこれまでの最大レベルだ。特検捜査と中国のサード報復など、内外の経営環境が悪化している状況で、世代交代などを通じて親政体制を確実に構築するというシン・ドンビン会長の意志が反映されたものだ。

ロッテは21日、ロッテケミカルとロッテ製菓などの化学・食品部門の9つの系列会社の取締役会を開き、「2017年度組織改編と定期役員人事」を断行した。まず昨年10月、シン会長が発表した経営刷新案の核心内容だった政策本部の構造調整と、グループのコンプライアンス体制の構築が完了した。

既存の7室・17チーム・200人で構成された政策本部は、3月1日からグループ事業を主導する「経営革新室」と、コンプライアンス経営システムを確実に定着させるための「コンプライアンス委員会」という2つの大きな軸に分離される。この過程で「経営革新室」は4つのチーム(価値経営チーム、財務革新チーム、コミュニケーションチーム、HRイノベーションチーム)に縮小される。経営革新室はシン会長の最側近と呼ばれるファン・ガッキュ社長が率いることになる。ロッテグループの関係者は、「ファン社長が故イ・インウォン副会長の務めたグループ二人者の役割を遂行することになるだろう」と説明した。

今回新設された「コンプライアンス委員会」は、グループレベルでの法律遵守に関連する規則と政策を樹立し、各系列会社のコンプライアンス経営の実行を主導することになる。

ファン社長とともにグループの軸を担当することになった蘇鎮世(ソ・ジンセ)社長(もと政策本部対外協力団長)は社会貢献委員長を務め、ロッテのブランドイメージと価値を高めることに注力することが予想される。ソ社長は会長補佐としてシン会長に、さまざまなアドバイスも行うことになることが伝えられた。

持株会社転換の足場を整える4つの事業群(BU/ビジネスユニット)の首長も事実上確定した。化学BU長はロッテケミカルの許壽永(ホ・スヨン)社長が、食品BU長はロッテ七星飲料の李載赫(イ・ヂェヒョク)社長があたる。流通BUは李元濬(イ・ウォンジュン)ロッテ百貨店代表が、ホテル・サービスBUは宋容悳(ソン・ヨンドク)ホテルロッテ代表がそれぞれ率いることになる。

ロッテグループの関係者は、「シン・ドンビンのニューロッテを現場で実践する、若い組織を作るために大々的に世代交代が断行され、大多数の新任CEOはシン会長よりも若くなる結果をもたらした」と語った。

ホ社長に続いてロッテケミカル代表の席は、キム・ギョヒョン マレーシアロッテケミカルタイタン代表が社長に昇進して譲り受け、ロッテ精密化学の新任代表にはイ・ホンヨル副社長が内定した。

ロッテ七星飲料の場合、飲料BG代表はイ・ヨング飲料営業本部長が、酒類BGの代表はイ・ヂョンフン酒類営業本部長が務めることになった。ロッテホームショッピングの新任代表には商品・マーケティングの専門家ロッテデパートのイ・ワンシン専務が、ロッテロジスティックスの新任代表にはパク・チャンボク経営管理部門長が指名された。

ロッテグループは22日と23日の理事会を通じて、ロッテ百貨店の新任代表にカン・ヒテ副社長、ホテルロッテの代表にキム・ヂョンファン副社長、ロッテ物産とロッテ建設の代表としてパク・ヒョンチョル本部長とハ・ソクチュ副社長をそれぞれ任命するものと予想される。

財界の関係者は「ファン・ガッキュ社長を中心にシン・ドンビン会長の親政体制を強化し、これまでよりも若いCEOを前面に出したのが最大の特徴だ」と語った。
  • ソン・イルソン記者/キム・ユテ記者
  • 入力 2017-02-21 17:23:46




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