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数字経済 > 企業 > SKハイニックス、世界最速のグラフィックスDRAM開発
SKハイニックスは23日、世界で最も処理速度の速いグラフィックス処理用メモリー半導体「グラフィックDRAM」の開発に成功した。グラフィックDRAMはPCやコンソールゲーム機などで、ハイスペックのゲームや高画質の映画などを再生するときに使用するグラフィックス専用のメモリ半導体だ。一般的なメモリDRAMとは異なり、速い「処理速度」に焦点を当てたことが特徴だ。
SKハイニックスが新たに開発したグラフィックスDRAMは、次世代標準規格であるGDDR6を適用し、既存のグラフィックスDRAM(GDDR5)に比べて2倍の速度でグラフィックス処理を行える。
SKハイニックスの関係者は、「容量が4ギガバイト(GB)ほどのDVD映画なら192編を、わずか1秒で読み取って処理できる速度」だと説明した。また既存のGDDR5と比べ、動作に必要な電圧は10%以上低くして効率も高めた。
SKハイニックスは来年初めから、GDDR6規格のグラフィックスDRAMを量産する計画だ。 SKハイニックスの関係者は、「各グラフィックカードメーカーが次世代の最高級グラフィックカードを発売すると予想される時点は来年初め」だとし、「GDDR5とGDDR5Xをすばやく代替するだろうう」と予想した。一方、業界1位のサムスン電子と米マイクロンもGDDR6ベースのグラフィックスDRAMを開発している。