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造船、冬の終わり?…大宇造船ついに黒字転換


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  • < 現代重工業の営業利益 / 大宇造船海洋四半期別の業績 >

大宇造船海洋は27日、第1四半期に2918億ウォンの営業利益を記録したと発表した。四半期の営業利益を出したのは、2012年の第4四半期以降でなんと17四半期ぶりのことだ。現代重工業もこの日、5四半期連続で営業利益を上げたと発表した。28日に実績発表予定のサムスン重工業まで加勢すると、造船「ビッグ3」のすべてが四半期黒字を記録するものと見られる。

激しい業績不振に苦しんでいた国内の造船産業は、今まさに回復局面に入ったという分析が慎重ながらも頭をもたげている。

大宇造船海洋はこの日、第1四半期に売上げ2兆7840億ウォンと営業利益2918億ウォン、当期純利益2613億ウォンをそれぞれ上げたと述べた。前年同期比で売上げは7000億ウォン減少したが営業利益は3300億ウォン増加し、黒字転換に成功した。鄭聖立(チョン・ソンリプ)大宇造船海洋社長は毎日経済新聞とのインタビューで、第1四半期の黒字転換はもちろん、今年全体での黒字転換に対する強い自信を見せた。

大宇造船海洋の関係者は、「会計事務所の保守的な監査で、潜在的な不良要因まで昨年の決算にすべて反映された」とし、「人件費・原価の低減努力まで加えて、17四半期ぶりに黒字転換に成功した」と説明した。

大宇造船海洋を実査したサムジョンKPMGは、今年は大宇造船海洋が5391億ウォンの営業利益を上げるものと推定した。大宇造船海洋は2012年を最後に昨年までの4年間、大規模な赤字を続けてきており、最近は法廷管理の境界まで行って起死回生した。

現代重工業は第1四半期、連結売上高10兆756億ウォンと営業利益6187億ウォンを記録した。前年同期比での売上げは1.9%減少したが、営業利益は2倍に近い90.3%も増加した。造船・海洋プラント・エンジン事業部門で2200億ウォンの営業利益を上げたことが目立つ。昨年同期(1290億ウォン)に比べて70%改善された実績だ。

現代重工業の関係者は、「高付加価値船の建造比重の増加とコスト削減努力などで、造船部門だけで1271億ウォンの営業利益を上げた」と語った。

この日、現代重工業の子会社である現代三湖重工業は、シンガポールの船会社センテクマリンから超大型原油運搬船(VLCC)2隻を受注した。現代重工業グループの造船3社(現代重工業・現代三湖重工業・現代尾浦造船)は2014年以来の3年ぶりで、1~4月累積で最大の受注実績をあげている。

サムスン重工業は28日、第1四半期の業績を発表する。証券業界のコンセンサスは売上げ2兆ウォンと営業利益367億ウォンだ。サムスン重工業は昨年第3四半期から、3期連続で営業黒字を続けるものと思われる。

一方でKDB産業銀行はこの日、大宇造船海洋の「経営正常化管理委員会」を来月中旬に発足させると明らかにした。
  • 毎日経済_ムン・ジウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-04-27 19:52:22




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