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「100ウォンタクシー」が全国の農村をまわる


  • 「100ウォンタクシー」が全国の農村をまわる
奥地にある村の住民たちがわずか100ウォンで目的地までタクシーを利用することができる「100ウォンタクシー」が来年から全国をまわる。

政府は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の地域発展公約である100ウォンタクシー事業の所要財源を把握し、来年度の予算に編成する計画だ。

100ウォンタクシーとは、農漁村のバスが通らない山間僻地の住民たちが近くのバス停や目的地まで100ウォンでタクシーを利用できて、残りの料金は地方自治団体などから保全するという制度だ。農村地域の住民たちの移動権を保障するのと同時に高齢者たちの医療・福祉アクセシビリティを高めるため、該当地域から期待が大きい。

全羅南道知事を務めていたイ・ナギョン首相候補者が全南に導入してから広く知られるようになり、文大統領がこれを大統領選挙公約として採択した。

農林畜産食品部は25日、国政企画諮問委員会の業務報告で100ウォンタクシーを全国に導入する方案を報告した。企画財政部は最近、農食品部と国土交通部など関連部庁の要請を受けて必要な財源を推算した結果、当初の予想より財政に大きな負担がないと判断して来年の予算に反映することを積極的に検討している。

まず来年には農村地域を示範選定して事業を進め、対象地域を順次に拡大していく方式で運営する計画だ。

企画財政部の関係者は「全南だけでなく、多くの自治体も既に独自の予算で(100ウォンタクシーを)実施している」とし「中央政府が地方自治体に一部の費用を保全する方法をとると、年間で数十億ウォン規模の制度を設計することができる」と伝えた。現在、全南の21の市郡のほかにも忠南舒川郡・牙山市、京畿道、蔚山市などが「迎えタクシー」「タボク(温かく恵みのある)タクシー」などの様々な名前で似たような制度を運営している。100ウォンタクシーは、対象農村地域とその場所を運行するタクシー事業者を選定して人口統計的特性を把握しながら利用権を配布する作業が必要であり、市郡で運営を担当するのが一般的だ。
  • 毎日経済 キム・セウン記者 / 写真=MBN放送画面キャプチャー | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-05-30 08:56:56




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