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数字経済 > 企業 > マースクライン「現代商船との提携は非常に優れた選択」
「韓国は私たちにとって非常に重要な市場です。現代商船だけでなく、韓国の造船会社である現代重工業や大宇造船海洋との協力も強化していきます」
世界1位のコンテナ船社であるデンマークのマースクライン(Maersk Line)社のロバート・ヴァン・トゥルイェン アジア太平洋地域最高経営責任者(CEO・写真)は先月26日、毎日経済新聞とのインタビューで、「世界の市場に号令する韓国の電子・自動車業など、数多くの韓国の荷主のためのサービスを拡大するために、現代商船と韓国の造船会社などと協力していくつもり」だと明らかにした。
トゥルイェンCEOは「現代商船の米州路線の輸送量は昨年に比べて73%も上昇した」とし、「この会社との戦略的提携は非常に優れた選択だった」と語った。
現代商船は今年4月、世界最大の海運アライアンスである「2M」(マースク・MSC)と戦略的協力契約を締結している。戦略的協力とは船腹(積載スペース)を100%共有する完全な形のアライアンスよりも一段階低いレベルで、船腹交換と買い取りを通じて連携する方式で行われる。
契約期間は2020年4月までだ。この期間の後の現代商船の完全なアライアンス加入については、「今後の現代商船との関係に対する明確な答えは難しいが、協力関係を継続しない理由もない」と可能性を示唆した。
韓国造船業との協力もさらに強固だ。国内造船業の設計・エンジンなどさまざまな方面で競争力を備え、エコと経済性まですべてを確保できるからだ。トゥルイェンCEOは「2000年度に韓国の造船所に船舶発注を始めて以来、約230億ドル(26兆ウォン)相当の取引が行われた」とし、「韓国造船の技術力は世界的なレベルを維持しているだけに、継続して事業を行うつもり」だと語った。