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数字経済 > 企業 > LG電子、家電が実績上方を導いて営業利益13.6%増
< 趙聖鎮(チョ・ソンジン)副会長 >
LG電子は今年の第2四半期、売上げ14兆5552億ウォンと営業利益6641億ウォンを記録した。これは前年同期との対比で売上3.9%と営業利益13.6%、それぞれ増加した数値だ。 LG電子は7日、このような内容の今年第2四半期の暫定業績を発表した。
前の四半期に続いて、今回も家電が実績上方を導いた。
第2四半期はエアコンを中心としたH&A(生活家電)事業部がピーク期に進入したことと、家電市場のトレンドとして定着した高級製品の販売が好調を見せた。しかし、スマートフォン「G6」の発売でマーケティング費用の支出が増え、モバイル通信(MC)部門の赤字は増えた。このことから前年同期比では改善された実績をあげたが、市場の期待には及ばなかったという分析だ。
LG電子H&A事業部は、高級製品の販売好調でグローバル家電市場の支配力を強化し、小型家電のシェア拡大などによって着実に良い成績を出している。 HE(ホームエンターテインメント)事業部も3000億ウォン以上の営業利益を出し、業績に大きく寄与したと証券業界は分析した。今年初めに発売されたOLED(有機発光ダイオード)テレビやナノセルテレビなどの販売好調が、HE事業部の業績を押し上げたとみられる。 OLEDテレビによってナノセルなどLCDテレビの販売もはずみを受けた。
先立ってLG電子は今年の第1四半期に、過去最高の第1四半期の売上高と営業利益を達成した。第2四半期は前四半期との比較でそれぞれ0.7%と27.9%減少した。
第2四半期の業績が市場の期待に及ばなかった最大の理由はスマートフォンにある。フラッグシップモデルである「G6」が3月10日に発売され、初期のマーケティング費用などが今回の四半期に反映されると推定される。スマートフォン市場の激しい競争でマーケティング費用が増加したためだ。第1四半期には2億ウォンにまで赤字幅を減らしたが、第2四半期には1000億ウォンに近い赤字を記録するだろうと証券業界は分析した。