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サムスン電子、今年の投資35兆…新しい道を行く


◆ サムスン電子「トリプルクラウン」 ◆

  • サムスン電子、今年の投資35兆…新しい道を行く
サムスン電子は今年、歴代最高の営業利益と施設投資の記録をすべて塗り替えるようすだ。半導体スーパーサイクルに正しく乗ったサムスン電子は、史上類例のない利益を元手に第4次産業革命に備えた大規模な投資に乗り出す。

27日、業界と証券業界によると今年のサムスン電子は営業利益50兆ウォン、施設投資規模35兆ウォン時代を開くものと期待される。サムスン電子が歴代で最も多くの営業利益を上げたのは2013年で、36兆7900億ウォンだった。

施設投資も昨年に記録した25兆4900億ウォンが最大だった。

この日、サムスン電子は今年の第2四半期連結での確定業績発表を通じて、売上げと営業利益そして営業利益率すべてが史上最高を更新し、「トリプルクラウン」を達成したと発表した。半導体の好況とギャラクシーS8の販売好調により、四半期の売上げが前年同期比で20%増の61兆ウォンを記録した。営業利益も前年同期比73%増の、14兆700億ウォンと集計された。単純計算で見たときに時間当たり63億7000万ウォンずつ、毎日1529億ウォンずつ稼いだという話だ。売上げのなかで営業利益の占める割合を示す営業利益率も23.1%に達した。

史上最高の実績の「一等功臣」は半導体だ。半導体部門だけで8兆ウォンを上回る営業利益を上げた。半導体部門の営業利益率は46%に達した。サムスン電子はこの日、実績を発表しながら「今年の施設投資計画はまだ確定していないが、半導体とディスプレイを中心に、昨年対比で投資は大幅に増加するだろう」と明らかにした。

すでにサムスン電子は昨年の下半期から、中小型OLED分野と平沢(ピョンテク)半導体工場を中心に設備投資に集中している。昨年の上半期は8兆7500億ウォン水準だった施設投資を、下半期には16兆7400億ウォンまで引き上げたが、今年は上半期だけで22兆5200億ウォンを注ぎ込んだ。上半期の設備投資の規模は昨年の年間投資(25兆4900億ウォン)に迫ったわけだ。

業界の関係者は、「ここ1年間の大規模な初期設備投資が相当部分進行したために、今年の下半期の投資は上半期より減少するとみられる」としながらも、「下半期の投資は10兆ウォンを上回り、年間35兆ウォンの設備投資が行われると予想される」と明らかにした。

証券業界では、今年の営業利益も50兆ウォンをはるかに超えるものと見ている。第3四半期の営業利益は、第2四半期のレベルを超えた15兆ウォンを突破するという見通しが出ている。業界のコンセンサスは年間営業利益52兆~53兆ウォン水準だ。売上げも下半期は四半期ごとに60兆ウォン以上を維持して、今年一年で売上げ240兆ウォンを達成すると予想される。
  • 毎日経済 ソン・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-07-27 23:58:00




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