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数字経済 > 企業 > LGイノテック、自律走行車の部品開発に速度加える
LGイノテックは、自律走行車に装着して車両間の通信を可能にする重要な部品である「第2世代V2Xフルモジュール」の開発に成功した。 LGイノテックが未来の車の車両部品事業のスピードを加えながら、今後の技術開発にも関心が集まっている。
LGイノテックは30日に開発に成功したV2Xモジュール第2世代は、第1世代よりも耐久性に優れ、サイズが小さく、車両に装着するところに利点がある。車両が時速120キロで高速走行しても、1キロメートルの範囲内でシームレスに信号を送受信することができるほど性能が優れているという評価だ。
この部品は自律走行車の機能の核心だ。車対車(V2V)、車対インフラ(V2I)、車対人(V2P)など、車両と事物間の通信に安全・快適なサービスを実現する。混雑区間を避けたり追突事故を防止する機能はもちろん、交通事故の通知までV2Xを基盤に行われる。
最近、LGイノテックは自動車部品事業を成長軌道に安着させ、いまや未来車の部品の準備にオールインしている。電気自動車やコネクテッドカーあるいは自律走行車に代表される、未来の自動車に対応して製品ラインナップを拡大し、競争力の強化に拍車をかけているわけだ。 LGイノテックはこれまでモーターやセンサー、通信モジュールなどの伝統的な内燃機関車両の部品市場で存在感をしっかりと固めてきた。未来車の部品で、特にカメラモジュールは自律走行車の目の役割を果たす核心部品だ。現在、最先端の運転支援システム(ADAS)用前方カメラなど、数多くの次世代カメラモジュールの開発プロジェクトを進めている。
LGイノテックはこの上半期の車両部品だけで約4200億ウォンの売上げを記録した。この会社の売上げ全体の14%を占めるほどだ。業界では、今年の車両部品の売上げは9000億ウォンを超えると予想している。2014年の5300億ウォンから、3年で2倍近くに成長したわけだ。
今後数年間の売上げにつながる受注残高は、6月時点で8兆8000億ウォンに達する。上半期の新規受注額だけでも1兆8000億ウォンに達する。さらに、LGグループが1兆ウォンを賭けたオーストリアの車両照明会社ZKW社の買収に成功した場合、この会社のLEDチップをLGイノテックが供給することができる。
- 毎日経済 イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-08-30 20:26:59