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OLEDテレビ、4年目で高級テレビ市場に定着…LG電子
△写真=去る1日から6日まで独ベルリンで開かれた「IFA 2017」の展示場に、OLEDパネル216枚をドーム形に配置した幅7.4メートル、高さ5メートル、長さ15メートル規模の「OLEDトンネル」が設置された。 4億5000万個のOLED画素が再現するブラック画面に、宇宙の神秘を示すビデオが上映されている。 [写真提供＝LG電子]
「画質に優れているし価格もLCDテレビと大きな差がないため、OLEDテレビを選択しました」
14日、ここはソウル市の清潭洞に位置したLG電子ベストショップ江南本店だ。ある客がずらりと展示されたOLEDテレビとLCDテレビを見比べている。テレビ画面では星がいっぱいに広がった夜空に、流れ星が落ちるシーンが上映されていた。この客は「OLEDテレビと比較してみると、LCDテレビは黒い夜空に白い光が混ざって青っぽくに見える」とし、「価格は少し高価だが、OLEDテレビに向かって心が傾いた」と話した。
ハン・サンギュLG電子ベストショップ江南本店支店長は「今年、売り場でOLEDテレビをお求めになるお客様は昨年に比べて2倍以上に増えた」とし、「購入を迷わせる価格障壁が大きく下がったためだ」と耳打ちした。
LG電子が2013年に初めて市場に登場させたOLEDテレビの販売が、今年に入って急激に上昇している。今年の上半期の世界のOLEDテレビの販売台数は約50万台で、前年同期比で2倍に増えた。業界では下半期の売上げを、これよりはるかに多い88万台と見込んでいる。このようになれば年間の販売台数は140万台で、2016年の売上げの80万台と比較して75％以上増加する見込みだ。
シェアも大きく跳ね上がった。グローバル市場調査機関のIHSによると、第2四半期の55インチ以上のテレビ市場でOLEDテレビが占めたシェア（販売金額ベース）は9.5％を記録した。第1四半期（5.9％）と比較すると1.5倍以上に増えた。
2015年までは、OLEDテレビの価格は同じ画面サイズのLCDテレビと比較して約2倍ほど高かった。このような価格差は昨年には1.45倍に減り、今年はその差がわずか1.3倍程度にさらに小さくなった。
ある支店長は、「一般的なLG電子製55インチOLEDテレビの価格は299万~350万ウォン、65インチは500万~600万ウォン台だ」と話す。
価格差が縮まった理由は、OLEDパネルの価格が下落したためだ。全世界でテレビ用の大型OLEDディスプレイを生産できる会社はLGディスプレイが唯一だ。LGディスプレイの関係者は、「不良パネルが出る割合が最初よりもはるかに減少し、生産量が増えたために価格を下げることができた」と説明した。さらにLGディスプレイは最近、「2018年のOLEDパネルの生産を、今年よりも40％増やす」とした。 OLEDテレビの価格がさらに下落することを希望する消費者の立場からは嬉しいニュースだ。
OLEDテレビの最大の強みは「画質」だ。OLEDテレビの画素は有機材料で構成されており、電流を供給すると発光して、電流を切ると消える。したがって、光を出す時は自然色と似た鮮やかな色を、光を出さないときは完璧な黒を表現することができる。これに比べてLCD テレビは、カラーフィルターの後ろに光を出す光源を設置した形のため、フィルタをすべて閉じても光が漏れる現象があり、画面がぼやけて明るく見える。またOLEDテレビは光源パネルがないため、厚さをより薄く、曲げれるように作ることも容易であることから、さまざまなデザインを実現することができる。
各種団体・メディアが実施する製品比較でも良い評価を受けている。最近、LG電子のOLEDテレビは米国の「消費者家電展示会週間（CE Week）」の中で画質の専門家が選んだ「最高テレビ」の栄誉に輝いた。英国の非営利の消費者マガジン「ウィッチ」が実施した性能評価でも80点で1位を占めた。
OLEDテレビ市場が大きくなって、テレビメーカーの関心も高まっている。最近、閉幕した「IFA 2017」でOLEDテレビを公開テレビメーカーは総13社だ。2015年に4社で2016年も8社に過ぎなかったが、OLEDテレビを採用した会社の数は急増した。
ソニーやパナソニックなど日本の主要テレビメーカーが最近、新たにOLED テレビを発売した。名品オーディオで有名なB＆OなどのプレミアムブランドもOLEDテレビを公開した。
LG電子の関係者は、「OLEDテレビが属する高級テレビ市場の規模はテレビ市場全体の3~4％に過ぎないが、ブランドイメージと直結している市場だ」とし、「そのうえ高級製品がよく売れると、下位製品のラインナップも価格を一定水準以上で維持することができ、全体の収益性を改善する効果がある」と説明した。
OLEDテレビ、4年目で高級テレビ市場に定着…LG電子
「画質に優れているし価格もLCDテレビと大きな差がないため、OLEDテレビを選択しました」
14日、ここはソウル市の清潭洞に位置したLG電子ベストショップ江南本店だ。ある客がずらりと展示されたOLEDテレビとLCDテレビを見比べている。テレビ画面では星がいっぱいに広がった夜空に、流れ星が落ちるシーンが上映されていた。この客は「OLEDテレビと比較してみると、LCDテレビは黒い夜空に白い光が混ざって青っぽくに見える」とし、「価格は少し高価だが、OLEDテレビに向かって心が傾いた」と話した。
ハン・サンギュLG電子ベストショップ江南本店支店長は「今年、売り場でOLEDテレビをお求めになるお客様は昨年に比べて2倍以上に増えた」とし、「購入を迷わせる価格障壁が大きく下がったためだ」と耳打ちした。
LG電子が2013年に初めて市場に登場させたOLEDテレビの販売が、今年に入って急激に上昇している。今年の上半期の世界のOLEDテレビの販売台数は約50万台で、前年同期比で2倍に増えた。業界では下半期の売上げを、これよりはるかに多い88万台と見込んでいる。このようになれば年間の販売台数は140万台で、2016年の売上げの80万台と比較して75％以上増加する見込みだ。
シェアも大きく跳ね上がった。グローバル市場調査機関のIHSによると、第2四半期の55インチ以上のテレビ市場でOLEDテレビが占めたシェア（販売金額ベース）は9.5％を記録した。第1四半期（5.9％）と比較すると1.5倍以上に増えた。
2015年までは、OLEDテレビの価格は同じ画面サイズのLCDテレビと比較して約2倍ほど高かった。このような価格差は昨年には1.45倍に減り、今年はその差がわずか1.3倍程度にさらに小さくなった。
ある支店長は、「一般的なLG電子製55インチOLEDテレビの価格は299万~350万ウォン、65インチは500万~600万ウォン台だ」と話す。
価格差が縮まった理由は、OLEDパネルの価格が下落したためだ。全世界でテレビ用の大型OLEDディスプレイを生産できる会社はLGディスプレイが唯一だ。LGディスプレイの関係者は、「不良パネルが出る割合が最初よりもはるかに減少し、生産量が増えたために価格を下げることができた」と説明した。さらにLGディスプレイは最近、「2018年のOLEDパネルの生産を、今年よりも40％増やす」とした。 OLEDテレビの価格がさらに下落することを希望する消費者の立場からは嬉しいニュースだ。
OLEDテレビの最大の強みは「画質」だ。OLEDテレビの画素は有機材料で構成されており、電流を供給すると発光して、電流を切ると消える。したがって、光を出す時は自然色と似た鮮やかな色を、光を出さないときは完璧な黒を表現することができる。これに比べてLCD テレビは、カラーフィルターの後ろに光を出す光源を設置した形のため、フィルタをすべて閉じても光が漏れる現象があり、画面がぼやけて明るく見える。またOLEDテレビは光源パネルがないため、厚さをより薄く、曲げれるように作ることも容易であることから、さまざまなデザインを実現することができる。
各種団体・メディアが実施する製品比較でも良い評価を受けている。最近、LG電子のOLEDテレビは米国の「消費者家電展示会週間（CE Week）」の中で画質の専門家が選んだ「最高テレビ」の栄誉に輝いた。英国の非営利の消費者マガジン「ウィッチ」が実施した性能評価でも80点で1位を占めた。
OLEDテレビ市場が大きくなって、テレビメーカーの関心も高まっている。最近、閉幕した「IFA 2017」でOLEDテレビを公開テレビメーカーは総13社だ。2015年に4社で2016年も8社に過ぎなかったが、OLEDテレビを採用した会社の数は急増した。
ソニーやパナソニックなど日本の主要テレビメーカーが最近、新たにOLED テレビを発売した。名品オーディオで有名なB＆OなどのプレミアムブランドもOLEDテレビを公開した。
LG電子の関係者は、「OLEDテレビが属する高級テレビ市場の規模はテレビ市場全体の3~4％に過ぎないが、ブランドイメージと直結している市場だ」とし、「そのうえ高級製品がよく売れると、下位製品のラインナップも価格を一定水準以上で維持することができ、全体の収益性を改善する効果がある」と説明した。
- 毎日経済 キム・ドンウン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-09-17 18:35:15
