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自動車を攻略するサムスン電子…車両用メモリの生産へ


サムスン電子は、自動車用メモリー半導体を世界で初めて特化して生産する。スマートフォンで積み上げた技術を車両用インフォテインメント事業に拡大し、電装事業を強化するという戦略だ。

サムスン電子は26日、2015年にeUFS(embedded Universal Flash Storage/組み込み式汎用フラッシュメストレージ)規格のNAND型フラッシュメモリをスマートフォンに初めて採用したことに続き、世界初で自動車用の128GB(ギガバイト)容量の製品開発にも成功したと発表した。

サムスン電子は今年初め、独アウディ社にスマートフォンプロセッサを次世代車両用インフォテインメントシステムに適用した「Exynos(エクシノス)」プロセッサを供給している。

今回はスマートフォンに特化したNAND型フラッシュメモリを、車載用製品に適用したものだ。

これまで自動車に採用された「eMMC 5.0」規格品と大きさは同じでありながらも保存容量は2倍に増やし、自動車の性能とドライバーの使いやすさを向上させることができる。サムスン電子は自動車用eUFSメモリを、完成車企業顧客のインフォテインメントやダッシュボードシステム、尖端運転支援システムなどに搭載・供給する計画を立てている。

自動車用128GB eUFSは、内蔵NAND型フラッシュメモリの中で最高レベルの性能である毎秒850MB(メガバイト)の読み取り速度を実現し、自動車の性能・安全性・運転快適性を向上させる多様な機能を実現することができる。これは既存のeMMC 5.0規格品よりも、読み取り速度が3.4倍に向上したためだ。未来の自動車の自律走行システムの処理速度を上げ、ダッシュボードなどを介してさまざまなマルチメディアを走行中に楽しむことができるようになる。

今回の自動車用製品は、安全性と耐久性などにも特別な基準を適用した。記録された情報を継続して新たに保存し、メモリの寿命を大幅に増やしたり、温度変化を感知して耐えることができるという特性がある。
  • 毎日経済_イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-09-26 19:35:22




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