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ハイト真露、ストライキの火花…「チャミスル」の供給に支障


ハイト真露の労働組合のストライキが続き、今週から多くのコンビニで国民的焼酎である「チャミスル」が姿を隠すことと思われる。

ハイト真露労組は、第19回2017年度賃金および団体協商交渉が決裂すると13日、2次ゼネストに突入した。今回の事態で、16日までハイト真露の6工場のうち4工場の生産が中断される。現在ビールを生産する洪川工場と焼酎を生産する利川工場の2つだけが非常稼動体系で運営されている。

ハイト真露は生産中断分野の売上高が1兆5614億ウォンで、昨年の連結ベースの売上高の82.6%水準だと明らかにした。先立って会社は先月25~27日に一度全面ストに突入しており、過去11~13日には部分ストを行っていた。

4つの工場の生産が中断され、今後の製品物量不足が激しくなると予想される。先月から続いたストライキの影響で、チャミスルなどの主要製品の在庫はほとんど底を表わした。現在に少量生産されている主力製品も主に業務用のため、いくつかの流通チャネルは家庭用焼酎を全く供給されずにいる。

流通業界によるとCU、GS25、セブンイレブンなどのコンビニ代表3社は先週初め、各店舗にチャミスル発注不可の指針を伝達した。コンビニ業界は、店舗ごとに在庫の差はあるだろうが、通常は今週から一部の店舗でチャミスルを販売できないと見ている。

ソウル市城北区でコンビニを運営している加盟店主は、「先週までは店舗に残っている在庫でチャミスルを販売していたが、来る17日ごろにはそれさえも無さそうだ」と話した。

大型マートは店ごとに状況は異なるが、平均で7~10日間のあいだ耐えられるチャミスルの在庫が残っていることが分かった。しかし、イスルトクトク、一品焼酎などの非主力製品は在庫切れになる可能性が高いことが分かった。

ある大型マートの関係者は、「チャミスルはあまりにも人気商品のため在庫を多く確保しておいたが、そのほかの商品は来週から姿をちらほら消すことになるだろう」とし、「事態が長期化すれば、チャミスルの供給に支障が生じるしかない」と打ち明けた。

しかし、ハイト真露労組と会社側は、なかなか合意を見出せずにいる。

去る10日、ハイト真露のキム・インギュ社長同席の下交渉を行ったが、意見の相違を狭めることはできなかった。労組側は既存の7.5%の賃金の引き上げを要求したが、現在は一歩下がって7%に引き上げ率を下げた。一方、会社側はビール事業の不振などを理由に、これを収容することができないと賃金凍結案を提示した。代わりに見舞金として150万ウォンの支給、長期勤続海外研修の新設など、様々な福祉制度を代替案として出した。
  • 毎日経済 イ・ヒス記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-15 17:10:26




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