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ネイバーウェブトゥーンxYLABxYONGFILMが韓国版マーベル-DCと成りうるか


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ネイバーウェブトゥーン、YLAB、YONGFILMが国内コンテンツ業界に新たなパラダイムを提示する予定だ。ウェブトゥーン(ウェブ漫画)主人公をひとつの世界観に統合させストーリーを展開して映画、ドラマ、ゲームなどのジャンルに拡張するプロジェクトを繰り広げる。

「SUPER STRING(超弦理論)」ショーケースがネイバーウェブトゥーンのキム・ジュング代表とYLABユン・インワン代表、YONGFILMイム・スンヨン代表が参加する中でソウル江南区清潭CGV Mキューブにて開かれた。この日ネイバーウェブトゥーン、YLAB、YONGFILM側はSUPER STRINGプロジェクトを紹介し、映画化計画を発表した。

「SUPER STRING」はいくつかの作品に登場する主人公が一堂に会し繰り広げる初のウェブトゥーンユニバースだ。YLABとYONGFILMそれぞれが原作と映画を企画制作し、ネイバーウェブトゥーンが専用館を開設する。

連載作としては『復活男』、『テロマン』、『アイランド』、『深淵の空』、『ウェストウッドビブラート』、『私の夜はあなたの昼より美しい』などがあり、連載予定の新作には『新暗行御史』、『新石器女』、『カンタウ』、『テロ大復活』などがある。

YLABはSUPER STRING新作ラインナップも紹介した。昨年『テロマン』を皮切りに『復活男』、『深淵の空シーズン4』、『アイランド2部』など多様な作品を連載してきた。今年上半期『新石器女』、『カンタウ』、『新暗行御史』、『テロ大復活』などの新作がラインナップに含まれる。

ネイバーウェブトゥーンはYLABのSUPER STRING共同事業締結を通じて、これらウェブトゥーンIPで多様な2次事業とグローバル事業を進行、グローバルコンテンツフランチャイズブランドとして育てていく予定だ。最初の段階としてネイバーウェブトゥーンのメニュー内にSUPER STRING世界観の中の作品をひとつの場所で見ることができる専用館を準備する。専用館では既存の作品と新作が発表される。

まずネイバーウェブトゥーンのキム・ジュング代表は「最近多くのITカンパニーや事業者がコンテンツそのものや商品を作ることに多くの関心を寄せているが、我々の事業もまた一脈相通じる」と口を開いた。

キム代表は「ウェブトゥーンは国内で主力コンテンツの位相を持っている。国内で一日800万人が利用している。これは国内全人口の6分の1」だとし「以前にはウェブトゥーンがコンテンツプラットフォームとして関心を受けたが、今はコンテンツひとつひとつが関心を受けている。多くの人気作にその功労がある。作品の力でプラットフォームが成長し、ウェブトゥーンというコンテンツそのものが多くの関心を得ることになった」と話した。

続けて「これはすぐに発売されるゲーム、12月公開を控える映画『神と共に』、KBSドラマ『告白夫婦』などがすべてウェブトゥーンを原作とする。コンテンツに対する視線もよく、着実に人気作も登場し源泉コンテンツとしてたくさん活躍しているが、個別作品の成功がその成功に限られることが残念だった」とし「『コンテンツ間のクロスオーバーが不足していないか』という考えをもとにYLABがひとつの世界観構築を提案、SUPER STRINGに乗り出した。ひとつの作品に続き、ひとつの世界観に飛び出して作品のライフサイクルを拡大、商品化することで拡張しようとなった。ここに留まらずウェブトゥーン制作、タイトル映像化拡張するなどプロジェクト拡張に意味があると考える」と話した。

YLABユン・インワン代表は「YLABが2011年末に設立し漫画出版として開始、ウェブトゥーンに足を伸ばしギアン84と出会い『ファッション王』などいくつかの作品を作った。無敵ピンクの『朝鮮王朝実トク』、キム・プンの『チジルの歴史』そして『復活男』、『テロマン』などがある」と簡単に会社を紹介した。

ユン代表は1991年自身のデビュー作である『デジャビュ』を紹介し本になるまで10年以上の時間がかかったことを明かした。彼は「考え試みれば解けないことはないという想像力のエッセンスとなった」とし「『デジャビュ』の際に輪廻を扱ったように、SUPER STRINGの中のひとつひとつの物語が集まりひとつの世界観を作り出すことができると考えた。ひとつのテーマでいくつかの作品が登場するが、世界観を理解してこそ各作品を理解するのではなく、そこが互いのシナジーを生み出す」と説明した。

続けて彼は新作を紹介した。まず『新石器女』を公開し「SUPER STRINGは世界のすべてのものが連結しているというコンテンツだが、各作品がまったく繋がっていないことが特徴」だとし「『新石器女』を筆頭に今後女性キャラクターもヒーローとなることができ、主体的なキャラクターとしてドラマティックな物語を作ることができることをお見せする」と話した。

続けて『カンタウ』を紹介し「76年度の作品にしては本当に新鮮で破格的だった。ウェブトゥーンとして再誕生すればどうだろうかとイ・ジョンムン作家の許可を求めて制作することになった」とし「良い作品は発展させ、韓国の純粋オリジナリティを持つ作品を見せようと思った。5年以上のR&Dを経て制作された」と説明した。

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自身の作品である『新暗行御史』も紹介した。彼は「運良く日本で人気を集めた。SUPER STRINGを通じてマクロの物語からミクロの物語に入りより繊細に見つめた」とし「ネイバーウェブトゥーンにてウェブトゥーン化で完全に発展しもうすぐ皆さんを訪ねることになる。オールカラーに演出も発展させたウェブトゥーン版『新暗行御史』を見ることができる」と計画を伝えた。続いて二人の作家がともに描いた『テロ大復活』を簡単に紹介したりもした。

またユン代表は「マーベル、DCの違い」について「超弦理論」を言及し「時空間が科学により変わるという理論だがつまり、時空間の変形によりどんな物語も変形できるという意味」だとし「『SUPER STRING』作品は時代がすべて違う。目の前に見える時代がすべてではない可能性があることを前提にして話が進行する。ドラマがマーベル、DCよりもマクロだ」と説明した。

YONGFILMのイム・スンヨン代表は「『標的』から昨年『LUCK-KEY/ラッキー』まで多くの作品が源泉がある。この作品はすべて原作をベースにしたということが共通点」だとし「YONGFILMは原作に基づいて映画を作っている。『お嬢さん』のようなレズビアンの物語、『ビューティー・インサイド』のように男性主人公が多く登場する物語もある。この物語たちが商業的に制約があるかもしれないが、どんな映画が楽しさを与えることができるかとても悩んだ。どの原案を持って行くのか悩んだが、創作者のオリジナリティがあることもあり、YONGFILMが関心を持っていることかもしれない。商業映画として成功せねばならないという圧迫感が常にあるが、それ以前に良い映画を見せれば、ヒットで返ってこないかという考えから映画をやっている。それでも絶対に離すことができないことは『独特な考え』ではないかと思う」と説明した。

彼は「その一連の過程で出会ったことがYLABのウェブトゥーンだ。昨年YLABユン・インワン代表と出会い、YLABのいくつかの作品を読んだ」とし「この世界観をまとめて映画化するためにSUPER STRINGの世界観をもとにする会社スタジオYという会社を作った。企画ストーリーをになっている彼らが進行している。YLABのSUPER STRINGをもとに映画を作る会社となり、既存のYONGFILMとは少し違うカラーの映画を作ると思われる」と話した。

また「『復活男』、『テロマン』が最初の映画となりそうだ。『テロマン』はテロという行為で主人公が世界を助けるキャラクター」だとし「考えを異にして価値を融合させる物語を好む。二つのプロジェクトの監督、主演俳優を決定していない。恐らく2020年我々の最初のプロジェクトを劇場で出会うことができないかと思う」と伝えた。

SUPER STRINGを通じて一堂に会した英雄たちの叙事詩が作品間のクロスオーバーを通じて繰り広げられ、アジアを代表するコンテンツフランチャイズとして位置付くか注目される。
  • シックニュース チェ・ジョンウン記者 / 写真=YONGFILM | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-25 15:29:32




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