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朝食配達サービス人気


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ソウル江南区新寺洞で自炊中の会社員李さん(28)は、午前6時15分玄関の門にかかった朝の袋を取り込んでから一日の日課を開始する。高校教師の李さんは食事を欠かさないために、朝食配達業者に朝食を注文して食べる。食事を別途に準備する手間なしに、栄養まで取ることができ一石二鳥だ。

最近、朝食を摂る社会人が増加しながら朝食配達サービスが人気だ。希望の時間に希望の場所へ配達され、手軽に朝食を解決することができるからだ。朝食配達サービス市場の全体規模は、約3000億ウォン。ウィジョイ、エイエムフード、ザフードなどが代表的だ。

ウィジョイは国内で初の朝食配達サービス業者だ。最近、商号をミョンガ朝食からウィジョイに変更した。年売上高の規模は55億ウォン。9年前30名余りだった会員が今では6万人を超えた。

現在、南楊州で1487㎡(450坪)規模の工場と13ヶ所の総販を運営しているが、始まりは16㎡(5坪)余りの平凡なキンパッの店だった。販路を模索していたウィジョイのホン・ギヨン代表は江南周辺の露店や渋滞道路でのキンパッ販売を始めた。そんな中、社会人たちがトーストやラーメンなどで朝食を済ますという点に注目した。これに対して、インスタント飲食の代わりにおにぎり弁当と漢方茶を主なメニューとして松坡区地域工場、周辺アパートと住宅街攻略に乗り出した。注文先はたちまち80ヶ所を超えた。企業から定期的に朝食を配達してほしいという団体注文まで入りながら、ウィジョイはゆっくりと有名になり始めた。

最近、20代の年齢層が増えている点も励みになる。3年前には顧客比重のうち、35歳以上が90%、25~34歳比重が10%にとどまった。しかし、若い層の顧客が着実に増加しながら25~34歳の顧客比重が25%まで増えた。共稼ぎ夫婦、シングル族の増加など、社会トレンドとかみ合わさった結果だ。ウィジョイのホン・ギヨン代表は「包装キムチ購入が生活パターンとして定着したように、朝食を配達で受けることも一つの文化として定着すると見通す。今後、低塩式やダイエット、糖尿に適合する献立を提供することで、顧客の健康を管理することが目標」だと話した。

エイエムフードは汁物、チゲ中心の献立である朝食配達サービス業界で、サンドイッチ、サラダ中心の献立で注目を受けている。2009年に設立されたエイエムフードは、サンドイッチの献立で構成された朝食を配達する業者の中で唯一の住宅配送業者だ。会員数1万人、売上高が毎月300~400%ずつ増加するなど、恐ろしい成長の勢いを記録中だ。

エイエムフードがこのように短期間内で成長することができたのは、差別化されたメニューのおかげだ。消費者が嗜好に合わせてメニューを申請し、献立を決めることができる。主なメニューがサンドイッチ類であるだけに、中高年層の比重が多いウィジョイとは異なり、顧客の70~80%が20~30代だ。全体顧客のうち、江南区、瑞草区、松坡区など江南地域に30%が集中している。

配送システムもやはりエイエムフードが強みとして前に出す部分。エイエムフードのジャン・ウォニョン広報チーム長は「サンドイッチ類は当日配達が易しくない。家に配送していた10ヶ所のうち8ヶ所が閉鎖したほどだ。エイエムフードは、約10年間総販をした経験を生かし、明け方に家の前に配達が可能な独自的な物流システムを持ち合わせている」と話した。現在、ソウルのみ配達が可能だが、今後京畿道をはじめ地方までサービスを拡大する計画だ。

朝食配達サービスが創業アイテムとして注目されているが、一時の人気で終わるという声も出ている。

新しいアイテムなしで既存の業者らを踏襲するなら成功は易しくない。何より配送システムのノウハウを持ち合わせることが重要だ。去る10年間、雨上がりの筍のように乱立した朝食配達業者らが、ぞろぞろと門を閉めた理由もここにある。

ホン・ギヨン代表は「朝食配達会社運営において一番難しい点は、食材価格の上昇だ。食材価格上昇と関係なく、食事価格と品質は一定でなければならないが、大型マートや大規模業者らと比べると、原価管理効率性でかなりの遅れをとる。朝食配達業で成功するためには、原価管理、消費者の多様な欲求充足トレンドを反映したメニュー開発努力などがともに合致しなければならない」と助言する。
  • 毎日経済エコノミー_ ジョ・ウナ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2011-03-30 17:05:58




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