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現代自動車、アセアン50周年サミットのパートナーに


  • 現代自動車、アセアン50周年サミットのパートナーに
△写真=アセアン儀典車「ソラティ(SOLATI)」:現代自動車は25日、フィリピン国立自然史博物館でミニバス「H350(ソラティ)」50台を引き渡すイベントを開いた。この車両はアセアン創立50周年を迎えて来月開催されるアセアン首脳会議で、各国首脳と高官関係者の儀典車両として使用される。 [写真提供=現代自動車]

米国・中国などの主要市場でマイナス成長している現代自動車は、新興市場に突破口を見出そうとしている。

現代自動車は30日、フィリピン国立自然史博物館で来月の米・アセアン(ASEAN)50周年サミットに投入されるミニバス「H350(ソラティ/SOLATI)」50台をイベント主催側に伝達する式典を去る25日に開いたと明らかにした。

この車両は各国首脳と高位級関係者の儀典・随行などに使用される予定だ。現代自動車の関係者は、「今回のアセアン首脳会議はアセアン創立50周年を迎えて来月開かれる」とし、「現代自動車もまた今年が創立50周年で、これを記念する意味でソラティ50台を支援することになった」と説明した。

最近、現代自動車は東南アジア・ブラジル・ロシア・インドなどの新興市場の攻略に速度を加えている。

米国・中国などの主要市場での不振が予想よりも長くなり、業績を取り出すための出口が必要だったと分析される。現代自動車が最近発表した第3四半期の業績によると、今年1~9月の米国販売は12.9%急減したが、同期間の全体の売上げは4%増加した。ハイ投資証券のコ・テボン理事は、「中国と米国の市場低迷を欧州やインド、ブラジルなどの新興市場の上昇で防御したとみるべきだ」と解釈した。

現代自動車が最も堅調な成長を見せている国はロシアだ。現代自動車は今年に入って、9月までにロシアで11万2603台を販売し、前年同期(10万1238台)に比べて11.2%上昇した。起亜自動車まで含めた現代自動車グループのロシアでの販売台数は24万7108台で、現地企業のラダ社の22万1207台を上回っている。現代自動車は、既存のロシア工場(HMMR)に続く2番目の生産ラインのエンジン工場(HMG)を設立する案をめぐってサンクトペテルブルク州と議論している。

インドでの現代自動車は予想を超える高速上昇のために、工場の稼働率はすでに飽和状態に達した。昨年、現代自動車はインドの工場で66万台を生産したが、これは総生産65万台の102%に相当する。今年に入って9月までに39万3566台を販売しており、前年同期の37万449台と比較して6.2%増えた数字だ。このことから現代自動車は今月、プネーに新しい販売店とワークショップセンターをオープンして市場攻略に拍車をかけている。

現代自動車は東南アジア市場の攻略にも始動をかけた。東南アジアは日本の自動車メーカーの牙城で、現代自動車の脆弱市場の一つにあげられる。しかし最近、タイやシンガポール、マレーシアやインドネシア、フィリピンそしてベトナムなどの主要な東南アジア諸国の6つの市場で現代自動車が急成長し、状況が変化している。当該の各市場における昨年の現代自動車の販売台数(半組立製品の輸出を含む)は8万3690台で、前年同期(6万2865台)に比較して33%も増加した。
  • 毎日経済 パク・チャンヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2017-10-30 19:39:41




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