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韓国「ビットコイン狂風」…下り坂にご注意
韓国「ビットコイン狂風」…下り坂にご注意
■ 2千万ウォン突破したビットコイン狂風...国内・外の価格差もなんのその
会社員のパク・チンソク氏（34）は、今年の初めに成果給として得た余裕資金を暗号貨幣ビットコインに投資した。当時、ビットコイン1個の価格は140万ウォン。年末になったいま、パク氏が投資した当時の500万ウォンは18倍の9000万ウォンに増えた。別の会社員キム某氏（35）は最近、ビットコインが人気だというの周りの勧誘に余裕資金を投資したがあわてふためいた。1個あたり1300万ウォンだったビットコイン価格が、寝て起きたら一日で1000万ウォンに落ちたからだ。おどろいキム金氏は急いで投資を回収したが、最終的には30％近く損害のみを見た格好になった。
「暗号貨幣狂風」が衰えることなく吹き荒れている。 8日、ビッサム（bithumb）取引所によると、ビットコインの価格は前日よりも300万ウォン近く上がって、一時は2480万ウォンで取引された。 1000万ウォン線を越えた11月26日以降、10日ぶりに2倍以上にはね上がったわけだ。
今年の初めと比較すると、2000％を超える垂直上昇だ。しかし最高点を記録した直後の午後12時頃、価格は400万ウォン近く暴落して2060万ウォンまで落ちるほど騰落の幅が激しい。
外国為替でも最近、ビットコイン価格は鋭い勢いで跳ね上がっている。 7日（現地時間）、ブルームバーグがまとめた米国のビットコイン取引所のビットコイン1個あたりの価格は、初めて1万6000ドル（約1750万ウォン）を突破した。 6日に初めて1万2000ドル（約1311万ウォン）を記録した後、わずかほぼ40時間ぶりに価値が40％も上昇した。
このようにビットコインの価格が上がる理由は大きく2つだ。第一は、米国の主要取引所がビットコインの実物取引を控えているからだ。シカゴオプション取引所（CBOE）が10日、仮想通貨ビットコインの先物取引を開始することにした。 18日からはシカゴ商品取引所（CME）も、ビットコイン先物取引を開始する。 6日に「ライトニングネットワーク（Lightning Network）」と呼ばれるソフトウェアが導入されたことも、ビットコインの価格上昇に影響を与えた。ライトニングネットワークはビットコインの取引速度を高めるために導入された技術で、時間当たりの取引量を今よりもさらに増やすことが期待される。
過度な価格高騰も危ういが、さいきん国内で取引されているビットコインなど、暗号通貨の価格が海外取引所よりもはるかに高いという点も問題だ。国内取引所のビットコインは、小さくは10％から大きいときは30％まで高価格で取引されている。たとえば海外取引所でビットコイン1個を1万6241ドルで買うことができるならば、同じ時間に韓国の取引所ではこの価格に為替レートを乗じた価格（1775万ウォン）より20％ほど高い約2153万ウォンで取引されているという式だ。
これは基本的に、国内取引所では買いが売りよりもはるかに大きいからだ。問題はこれらのプレミアムが価格乱高下につながる可能性があるという点だ。NH投資証券のパク・ノクソン研究員は「過度な買いにおちいると、過度な売りにつながる可能性がある」とし、「ビットコイン価格の下落時にプレミアムが抜けることまで計算すれば、国内取引所の価格の下落幅はさらに大きく現れるだろう」と指摘した。
一方、国内の都市銀行は暗号通貨の売買のための海外送金を許可しないことにした。 銀行業界によると8日、主な都市銀行は各営業店に公文書を送り、海外送金時に仮想通貨の関連業務に確認されたなら送金業務の手順を停止するように指示した。
去る4日、法務部を中心として暗号通貨対策タスクフォース（TF）が、仮想通貨を利用した犯罪に厳正に対処することにしたことによる後続措置だ。国内外の価格差を利用して差益を得るいわゆる「ビットコイン行商」と、中国人が韓国にビットコインを送って売った後に人民元に変えて、中国に戻って「為替差益」の奇襲による国富流出という指摘が提起された。 KB国民銀行は送金業務処理の過程で仮想通貨の売買に関連することを確認したら、送金業務の処理を停止するように指示した。 KEBハナ銀行も暗号通貨マーケティングのための海外送金の制限を念頭に置いて、関連書類と確認の手続きを強化した。ただしどのような効果を収めるかは疑問だ。あえて海外送金を利用しなくても回避することができる方法は多いからだ。
世界の各国でも、ビットコイン狂風を鎮めるための規制を相次いで出している。ジンバブエの中央銀行は先月25日、ビットコインの取引を禁止した。インドネシア中央銀行（BI）は来月から、ビットコインを含むすべての仮想通貨を決済手段として利用できないように規制すると発表した。
会社員のパク・チンソク氏（34）は、今年の初めに成果給として得た余裕資金を暗号貨幣ビットコインに投資した。当時、ビットコイン1個の価格は140万ウォン。年末になったいま、パク氏が投資した当時の500万ウォンは18倍の9000万ウォンに増えた。別の会社員キム某氏（35）は最近、ビットコインが人気だというの周りの勧誘に余裕資金を投資したがあわてふためいた。1個あたり1300万ウォンだったビットコイン価格が、寝て起きたら一日で1000万ウォンに落ちたからだ。おどろいキム金氏は急いで投資を回収したが、最終的には30％近く損害のみを見た格好になった。
「暗号貨幣狂風」が衰えることなく吹き荒れている。 8日、ビッサム（bithumb）取引所によると、ビットコインの価格は前日よりも300万ウォン近く上がって、一時は2480万ウォンで取引された。 1000万ウォン線を越えた11月26日以降、10日ぶりに2倍以上にはね上がったわけだ。
今年の初めと比較すると、2000％を超える垂直上昇だ。しかし最高点を記録した直後の午後12時頃、価格は400万ウォン近く暴落して2060万ウォンまで落ちるほど騰落の幅が激しい。
外国為替でも最近、ビットコイン価格は鋭い勢いで跳ね上がっている。 7日（現地時間）、ブルームバーグがまとめた米国のビットコイン取引所のビットコイン1個あたりの価格は、初めて1万6000ドル（約1750万ウォン）を突破した。 6日に初めて1万2000ドル（約1311万ウォン）を記録した後、わずかほぼ40時間ぶりに価値が40％も上昇した。
このようにビットコインの価格が上がる理由は大きく2つだ。第一は、米国の主要取引所がビットコインの実物取引を控えているからだ。シカゴオプション取引所（CBOE）が10日、仮想通貨ビットコインの先物取引を開始することにした。 18日からはシカゴ商品取引所（CME）も、ビットコイン先物取引を開始する。 6日に「ライトニングネットワーク（Lightning Network）」と呼ばれるソフトウェアが導入されたことも、ビットコインの価格上昇に影響を与えた。ライトニングネットワークはビットコインの取引速度を高めるために導入された技術で、時間当たりの取引量を今よりもさらに増やすことが期待される。
過度な価格高騰も危ういが、さいきん国内で取引されているビットコインなど、暗号通貨の価格が海外取引所よりもはるかに高いという点も問題だ。国内取引所のビットコインは、小さくは10％から大きいときは30％まで高価格で取引されている。たとえば海外取引所でビットコイン1個を1万6241ドルで買うことができるならば、同じ時間に韓国の取引所ではこの価格に為替レートを乗じた価格（1775万ウォン）より20％ほど高い約2153万ウォンで取引されているという式だ。
これは基本的に、国内取引所では買いが売りよりもはるかに大きいからだ。問題はこれらのプレミアムが価格乱高下につながる可能性があるという点だ。NH投資証券のパク・ノクソン研究員は「過度な買いにおちいると、過度な売りにつながる可能性がある」とし、「ビットコイン価格の下落時にプレミアムが抜けることまで計算すれば、国内取引所の価格の下落幅はさらに大きく現れるだろう」と指摘した。
一方、国内の都市銀行は暗号通貨の売買のための海外送金を許可しないことにした。 銀行業界によると8日、主な都市銀行は各営業店に公文書を送り、海外送金時に仮想通貨の関連業務に確認されたなら送金業務の手順を停止するように指示した。
去る4日、法務部を中心として暗号通貨対策タスクフォース（TF）が、仮想通貨を利用した犯罪に厳正に対処することにしたことによる後続措置だ。国内外の価格差を利用して差益を得るいわゆる「ビットコイン行商」と、中国人が韓国にビットコインを送って売った後に人民元に変えて、中国に戻って「為替差益」の奇襲による国富流出という指摘が提起された。 KB国民銀行は送金業務処理の過程で仮想通貨の売買に関連することを確認したら、送金業務の処理を停止するように指示した。 KEBハナ銀行も暗号通貨マーケティングのための海外送金の制限を念頭に置いて、関連書類と確認の手続きを強化した。ただしどのような効果を収めるかは疑問だ。あえて海外送金を利用しなくても回避することができる方法は多いからだ。
世界の各国でも、ビットコイン狂風を鎮めるための規制を相次いで出している。ジンバブエの中央銀行は先月25日、ビットコインの取引を禁止した。インドネシア中央銀行（BI）は来月から、ビットコインを含むすべての仮想通貨を決済手段として利用できないように規制すると発表した。
ビットコインの韓国国内取引所と海外取引所の価格差
- 毎日経済 ノ・スンファン記者／パク・テウィ記者／オ・チャンジョン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2017-12-09 16:16:53
