トップ > 数字経済 > 企業 > ホーム&ショッピング、革新中企製品前に出し「差別化」成功

ホーム&ショッピング、革新中企製品前に出し「差別化」成功


  • ホーム&ショッピング、革新中企製品前に出し「差別化」成功
去る1月に開局した中小企業専用のホームショッピングチャンネルであるホーム&ショッピングが、オープンするやいなや安打を打った。

2001年、同様に中小企業専用ホームショッピングを標榜したウリホームショッピングが、経営難を耐えられず、結局ロッテグループに売却された。ホーム&ショッピングがウリホームショッピングの前轍を踏まざるを得ないだとうという視覚が多数だった。しかし、ホーム&ショッピングは「中小企業製品を80%以上、放送しなければならない」という規定が障害になるだろうという世の中の認識に、見せ付けるために安打を飛ばした。さらにはホーム&ショッピングが勝利を上げながら相対的に先発走者が苦戦するという話まで出る。

ホーム&ショッピングの大株主の中小企業中央会は、ホーム&ショッピングの今年上半期(1~6月)売上額が2760億ウォンに達すると発表した。今年の年間目標5000億ウォンの60%に該当する水準だ。定着するのにかなり長い時間がかかるだろうという予想を後に残し、速い成長傾向を謳歌している。開局してすぐの1月に330億ウォンだった売上額は3月に460億ウォン、6月には540億ウォンへ急速に跳ねた。ホーム&ショッピングはこのような傾向なら最初の年である今年、損益分岐点(BEP)を達成できるだろうと期待する。

◆ 独自的に中小企業の革新的な製品発掘

ホーム&ショッピングが予想をひっくり返し、このように勢いに乗ってた秘訣で業界は「目をぱっと引く差別性」を挙げる。他のホームショッピングチャンネルが似たような商品を同時多発的に取り扱うのに反し、ホーム&ショッピングは独自的に中小企業の革新的な製品を発掘し全面に取り上げたが、これが消費者の目を引いたという分析だ。

新概念生ごみ処理機のマジックカラが代表的だ。事実、生ごみ処理機は盛りが過ぎたアイテムだった。数年前、一部企業が生ごみ処理機を生産し発売しながら大きな話題になった。しかし、いざ使用してみた消費者は、電気料が多く出過ぎて臭いと騒音のせいでつらいという反応を見せた。

マジックカラは、既存製品の短所を全て克服した新製品だが、死んだ市場を蘇らせるには力不足だった。この時、ホーム&ショッピングに会った。ホーム&ショッピングでマジックカラと既存製品の差異点が浮かび上がると、消費者が一つずつ購入に乗り出し、4回にわたる放送で製品が全て売り切れになる呼応を得た。

事実、ウリホームショッピングも数多く中小企業のヒット商品を発掘したりもした。ところがなぜウリホームショッピングは歴史の中に消え、ホーム&ショッピングはより易しく安着したのだろうか。

◆ 新生放送だが経験のある優秀な人材採用

ウリホームショッピングが開局した2001年はホームショッピング初期だったが、現在はホームショッピング業界がある程度安定化した状態であることも影響が大きい。ホーム&ショッピング対外協力審議室のチョン・スング室長は「年俸をもっと与えても優秀な人材だけ連れてきた」と説明する。裏返してみると、新生放送だがすでに経歴が長い職員の力で十分に洗練された映像を作り出すことで、短期間に他のホームショッピングと似た水準に上がってくる基盤が備えられたという話になる。

ホームショッピング売上高に最も重要な主要チャンネルを確保したのも大きな力になった。KT IPTVとCJハロービジョンで、地上波チャンネルの間の「S級チャンネル(6~10番)」にホーム&ショッピングを入れた後、売上がすくすくと増えた。

下半期には、事情がさらに良くなるようだ。年初33%だった放送手数料が現在29%まで下がってきた状況だ。35%台の他のホームショッピングより手数料が安いという口コミが出ながら、ホーム&ショッピングの扉を叩く業者がさらに増えた。11月に予定されたインターネットショッピングモールの本格オープンが成し遂げられれば、もう一度、売上額の急増が可能だ。現在、ホーム&ショッピングインターネットショッピングモールの商品数は2万個余りで、上位3社の平均である95万個余りに大きく満たない。

1回で期待できなかった安打を打ったが、この点数をうまく維持し1勝をおさめるまでは、解かねばならない課題が多い。開局5か月も満たない時点でイ・ヒョリム前代表が電撃辞任し、中小企業中央会のキム・ギムン会長とカン・ナムフン専務がそれぞれ代表理事に就任した。内部的には未だ安定した体制でないことを見せてくれる断面だ。
  • 毎日経済エコノミー_キム・ソヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2012-09-03 09:24:02




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア