NHNエンター「基礎がしっかりしていればOK」


  • 10日、京畿道板橋のNHNエンターテイメントのオフィスで新入社員ソ・チャンユン氏がWeb開発作業を行っている。 写真提供=NHNエンター



京畿道城南市板橋(パンギョ)に所在するNHNエンターテイメントは、若い開発者のあいだで羨望の職場としてあげられる。韓国のゲーム企業のうち、売上げ基準で第4位のNHNエンターは、成長性が優れていて従業員に幅広い経験を提供するからだ。

NHNエンターは5年前から技術部門だけが毎年、公募採用を進めている。昨年の下半期に行われたNHNエンター技術部門の新入社員の公募採用は、競争率が83対1を記録した。ソフトウェア(SW)の開発、アプリ・ウェブ開発、ITインフラ、セキュリティ部門など総30人を選ぶところに2500人が集まった。去る10日にNHNエンター社屋で、熾烈な競争をくぐって板橋に入城した新入社員ソ・チャンユンさん(25)に会った。

ソ・チャンユンさんは「間違ったみたいだとあきらめてはだめ。何とか問題を解決しようとする姿勢が正解」だと、合格の秘訣を説明した。情報処理技師の資格証が「スペック」のすべてだという彼は、「その代わりに多くの実戦経験がぼくの競争力」だとし「大学の時にアルバイトで衣類ショッピングモールや旅行募集サイトなど、数多くの開発業務をおこなったが、そのときに失敗して悩みながら学んだものが財産になった」とした。

NHNエンターの公募採用は5段階で行われる。 第1次の書類選考にはTOEICと成績を書く欄がない。 「スペック」は見ないという趣旨だ。会社名を間違っていたり虚偽の記載がない限り、1次はほぼすべて通過する。

2次はオンラインコーディングテストだ。 2時間のあいだに与えられた問題を解かなければならない。オンラインで行うので、受験場所は家でも学校でもかまわない。 NHNエンター側は「自分で問題を解決できるかどうかを見る選考だ。コーディングを剽窃したケースを取り出すために、コードの類似度の検査を行う」と説明した。

3次は別名「フリーテスト」で、筆記試験だ。オペレーティングシステム(OS)、ネットワーク、アルゴリズム、データベース(DB)などのプログラミングの基本技術を評価する。基本技術を問うといって、安易に考えてはならない。学校で学んだ専門知識をどのよう深く理解し活用するかを見るために、難易度のある問題が出される。昨年から専攻知識に対する深さを判別するために、客観式ではなく主観式と敍述型に改編した。ソ・チャンユンさんも「思ったよりも難しく出てあわてた。基本概念を入念に勉強しなければならない」と助言した。

ふつうのIT企業が実践のコーディングスキルを重視することに比べて、NHNエンターは専攻知識に対する基本技術に大きく重みを置く。イ・ユジンNHNエンター技術人事チーム長は、「プログラミングの技術は入社して学ぶことができる。とは言え、IT産業は新しい技術が継続して出てくるので学習能力が重要だ。電算学の基礎が不足するとすばやく学ぶことがむつかしいので、基本的な概念がしっかりした志願者を好む」とした。

第4次は本テスト格の技術面接だ。 NHNエンターに出勤して、一日のあいだ従業員のように実際の業務を行う。専任開発者が実務課題を与え、これを解く過程を評価する。ソ・チャンユン氏は「問題を迅速に解決できなくて心配した。従業員の方に聞き、ぼくの意見を伝えながら答えを見つけようと努力した。このような過程がうまくアピールしたようだ」とした。イ・ユジン チーム長は、「本物の会社員のように業務をうまくこなすかどうかを見るものではない。業務に必要な新しい技術を習得しようとする積極的な姿勢と、同僚と知識を共有する開かれた態度を評価する」とした。

5次は役員面接。理工系の志願者が最も難しがる部分だ。緊張して言葉がでないとか、流暢に表現できないと思って心配になる。しかし会社が見るところは「謙遜」と「激しさ」だ。NHNエンター側は、「謙遜は自分の思考が間違っていることを認めて学ぼうとする姿勢だ。開発はコラボレーションなので、他の人の考えを聞いて解決法を探す人材を好む」とした。

最終面接時は2次筆記試験で間違った問題を再び尋ねることもある。知らないことを学ぼうとする姿勢を見るためだ。ソ・チャンユン氏は「筆記選考時に解けなかった問題があった。家に帰って気になって調べて見たが、もし復習をしなかったなら最終面接時に回答できなかった」とし、「ふだん気になることを探して学ぼうとする習慣が助けになった」とした。

■ NHNエンターはどのような企業か?

PC・モバイルゲームを超えて、簡単決済などに領域拡張。NHNエンターテイメントは韓国ゲーム産業を導く主要プレーヤーの一つだ。 1999年のPCオンラインゲームポータルの「ハンゲーム」をサービスしたハンゲームコミュニケーションが前身だ。PCのWebゲームの時代をリードしたが、携帯電話の時代になっても人気を得ている。累積ダウンロード数1200万を突破したモバイルゲーム「フレンズポップ」、売上げ1兆ウォンを記録したモバイルゲーム「LINE ディズニーチュムチュム」を通じてモバイルゲーム開発の実力を証明した。去る2016年には年間売上げ8564億ウォンを記録し、ネクソンやネットマーブル、NCソフトに続いて国内ゲーム会社の売上げ4位に上がった。 NHNエンターは簡単決済「ペイコ(PAYCO)」、ウェブトゥーンプラットフォーム「コミコ(Comico)」などのさまざまな情報通信(IT)サービスに事業を拡大し、総合IT技術企業への変身を図っている。
  • 毎日経済_イ・ソンヒ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-15 17:13:04