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現代自動車、北米国際オートショーで新型「ベロスターN」を初公開


  • 現代自動車、北米国際オートショーで新型「ベロスターN」を初公開
  • 新型ベロスター



現代自動車は15日(現地時間)、「北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)」で新型「ベロスター」を初公開した。(左から)クォン・ムンシク現代・起亜自動車研究開発本部副会長、イ・ギョンス現代モーター・アメリカ(HMA)法人長、ペーター・シュライヤー デザイン担当総括社長、アルバート・ビオマン試験・高性能車開発担当総括社長が新車の前で明るく笑っている。 [写真提供=現代起亜自動車グループ]

「現代は怪物(Beast)を転がしてきた」。

15日(現地時間)、米デトロイトのコボ・センターで開かれた「北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)」のプレスカンファレンス2日目を迎え、現代自動車が公開したレーシングカーブランドの「ベロスターN」に対する海外メディアの反応だ。 「価格性能比を中心に普及しているイメージの強い現代自動車で、とどろくエンジン音を出してレーストラックを疾走する車を公開したことは驚くべきだというわけだ。長年足踏みを続けてきたブランドイメージも、Nブランドを通じて改善されるだろうという評価さえ出ている。

現代自動車はこの日、2011年以来で7年ぶりに新たに誕生した新型ベロスターとベロスターNを世界初で公開した。ベロスターは国内では今月から販売され、北米市場では今年半ばに発売される。ベロスターNは韓国と米国の両方で年内に出荷する予定だ。

デザイン発表を引き受けた現代自動車外装デザイン室のク・ミンチョル理事は、「新型ベロスターは1+2の非対称ドアで消費者の注目をひきつけた前作のデザインコンセプトを維持した」とし、「フードとウェストラインをひとつの強い曲線でつなぎ、個性ある姿を込めた」と説明した。新型ベロスターの説明が終わった直後、会場の舞台裏で突然うなる轟音が聞こえた。出席者がいっしゅん緊張しざわめく間に、これまでベールに包まれていたベロスターの高性能バージョン「N」が舞台の上に登場した。アルバート・ビオマン現代・起亜自動車試験・高性能車開発担当(社長)がベロスターNから降り立つと、ステージは瞬く間に大きな嘆声に包まれた。

ビオマン社長は「ベロスターNは現代自動車が北米で初めて公開するNブランド」だとし、「現代自動車がモータースポーツによって得られた経験と技術力で完成した高性能のニューモデル」だと明らかにした。

現代自動車のNブランドは、昨年の独フランクフルトモーターショーで公開したi30Nと、今回に公開したベロスターNの2種類がある。 i30Nはヨーロッパとオーストラリアなどに、ベロスターNは韓国と米国にオーダーメイドで発売される予定だ。ベロスターNのフロントとリアには高性能モデルであることを強調する「N」のロゴが付いているし、赤いキャリパーの高性能ブレーキシステムが装着された。また、デュアルスポークの星形デザインの19インチアロイホイールと、WRCエントリー車からインスピレーションを受けたリアスポイラーが装着されてダイナミックなイメージを与える。

ベロスターNは高性能の2.0ターボエンジンによって、最高275馬力と最大トルク36.0(kgf・m)の動力性能を備えている。快適な日常走行はもちろん、高性能Nモデルのみ運転モードを選択するとレーシングトラックで走行することができる。

現代自動車に先立ってプレスカンファレンスを行った起亜自動車は、新型「K3(米国名フォルテ)」を公開し、参加者たちから注目を浴びた。 6年ぶりに新しく再誕生したK3は、ボリューム感をプラスしたダイナミックなデザインに最尖端の安全・快適仕様を備えたことが特徴だ。 K3が属する準中型セダンは、米国での競争が最も激しい市場の一つだ。 K3は今後、ホンダシビックとトヨタカローラ、現代アバンテ(米国名エラントラ)など争うことになる。「ソウル」のハムスターとスーパーボールの広告などを通じて「笑い」の要素を強調してきた起亜自動車は、今回も豪華高性能スポーツカーであるランボルギーニとK3を比較する面白い広告を上映して出席者から拍手喝采を受けた。ランボルギーニに比べてK3はトランクが大きく、後部座席がゆったりして価格も安いという内容だ。

K3の前面部はロングフードスタイルをベースに、起亜自動車の象徴的なタイガーノーズ形状のラジエーターグリル、X字型に交差させた独特のデイタイムランニングライト、フルLEDヘッドランプなどが採用された。ボリューム感のあるデザインで、小さな車体が全くそう見えないことが特徴だ。新型K3は、国内では今年の第1四半期、米国市場では今年の第4四半期に出荷される予定だ。

この日、起亜自動車の会場では「スティンガーVR・4D」の試乗体験空間が参加者の注目を集めた。走行状況に応じて回転や振動などを体験することができるハプティック技術が採用された装置だ。この車両に搭乗したところ、まるでカリフォルニアのビッグサー海岸道路やフランス南部の海岸道路、イギリスのレーストラックなど3つのコースを直接走行するようだった。

現代自動車の展示場は、7月に米国で封切り予定の映画『アントマン&ワスプ』撮影用に改造された「ベロスター・ショーカー」と「アントマンスーツ」などを展示して出席者に注目された。また、新型ベロスターの走行性能をゲームで体験して見ることのできる「フォルツァ(FORZA)」レーシングゲーム体験ゾーンも参加者の足を止めさせた。
  • 毎日経済_デトロイト=イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-01-16 19:26:44




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