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文在寅大統領「2030年に全道路で自律走行車を実用に」


◆ 文大統領、自律走行の水素自動車に試乗 ◆

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2日、城南市板橋の企業支援ハブを訪問し、現代自動車が開発した自律走行水素車「NEXO(ネクソ)」に試乗した。ムン大統領は前日、雇用創出の模範企業にあげられるハンファQセルを訪問し、金升淵(キム・スンヨン)ハンファグループ会長と会ったことに続き、革新成長の中核として注目される現代自動車などの自律走行車業界の関係者を訪問したことで、大企業との関係設定に変化を迎えたという分析が出されている。この日、ムン大統領は現場を訪れて「2022年までに自律走行がすべての高速道路とスマート道路で商用化できるようにして、2030年にはすべての地域や道路で商用化できるようにする」とし、「自律走行車の分野で(韓国の自動車企業が)さらに先を行くことができるように、国がすべての努力を尽くす」と語った。

ムン大統領は「韓国経済に親孝行の役割を果たしてきた自動車産業は、いまや未来型の自動車分野に進んでいる」とし、「未来の自動車は電子、情報技術(IT)、移動通信、ビッグデータを活用するなど、さまざまな関連効果がある」と語った。ムン大統領は韓国の自動車産業が分岐点に立っていると診断した。ムン大統領は「大韓民国はこれまでにない世界6大自動車生産国に成長したが、いまや成長は限界に達した」とし、「私たちがポニーを皮きりに短時間で世界的な自動車強国になったように、水素・電気自動車などの未来型自動車の分野でも力を育てなければならない」と強調した。

ムン大統領はこの日の懇談会に先立ち、現代自動車が開発した自律走行車に直接試乗した。

ムン大統領は試乗後、「わが国が(自律走行車の分野で)ちょっと遅れてはいないかと憂慮していたが、乗ってみるとそうではない」とし、「精密な案内地図のみを装備すればどこにでも自律走行できるレベルまで来たという事実を知った」と所感を明らかにした。現代自動車はムン大統領の自律走行車分野の支援方針に大きく鼓舞された雰囲気だ。

先に金東兗(キム・ドンヨン)経済副総理も先月17日に現代自動車技術研究所を訪問し、電気自動車や水素自動車のインフラ構築案を検討すると約束するなど、政府次元で自律走行車産業の育成方針が可視化している様子だ。財界関係者は「今後の政策課題に現場の声が多く反映されると良いだろう」と語った。
  • 毎日経済_キム・ヂョンファン記者/オ・スヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-02 20:04:18




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