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GM、群山工場を閉鎖…残る3工場もまもなく決定


◆ GM、群山工場を閉鎖 ◆

米国の自動車会社であるゼネラル・モーターズ(GM)は、韓国GMの群山工場を5月末までに完全閉鎖することを電撃的に決定した。 GMは韓国政府による支援を検討した後、仁川富平、慶南昌原、忠南保寧などの残りの韓国工場3ヶ所も今月中に閉鎖するかどうかを決定することにした。

GMは13日、「群山工場の稼働率が下落し続けており、継続的な運用は不可能な状況」だとし、「韓国GMの経営実績を綿密に検討した後、工場を閉鎖することを決定した」と明らかにした。 GMと韓国GMは5月までに群山工場の車両生産を中止し、従業員2000人(契約を含む)の構造調整手続きを終える計画だ。1・2次協力社の従業員までを含めると、総1万人が失業の危機に瀕している。

群山工場では準中型車の「クルーズ」と多目的車(MPV)「オーランド」を生産したが、経営難の加重で最近3年間の稼働率は20%に過ぎず、実質的に生産は中断された状態と変わらない。

韓国GMの関係者は、「GM本社は現在の生産設備を維持しつつ、正常化方案を推進することは不可能だと判断した」とし、「経営難克服のための最初の自助努力として、群山工場の閉鎖を決定した」と述べた。

他の工場に構造調整が広がる可能性も提起される。ダン・アンマンGM社長は12日(現地時間)、外国メディアとのインタビューで「韓国政府・労働組合と交渉した結果を土台に、数週内に富平(プピョン)、昌原(チャンウォン)、保寧(ポリョン)など、群山以外の残りの工場も(閉鎖するかどうかを)決定する予定だ」と語った。

自動車業界では、韓国GMの2大株主(持ち株比率17.02%)であるKDB産業銀行による5000億ウォン規模の有償増資などの政策支援が不満足ならば、韓国から撤退する可能性があることを示唆したものと受け止めている。 GMは2015年からヨーロッパ、豪州、南アフリカ、ロシアなど「金にならない市場」からは未練なく次々と撤退した。

韓国GMの関係者は、「政府・労組・主要株主などの利害関係者に、韓国事業を維持して経営を正常化するための具体的な計画を提示した」とし、「この計画が実行されるためには、すべての当事者の全幅的な支援が必要だ」と主張した。 GM側は「GMはグローバルな新車割り当てのための重要な岐路にある」とし、「GMが次のステップのために重大な決定を下す2月末までに、意味のある進展をなさねばならない」と語った。韓国政府の方針発表に期限にも釘を刺したわけだ。

政府は13日、コ・ヒョングォン企画財政部第1次官の主宰で関係機関会議を開き、産業銀行が実査を行って正確な財務状態から診断することを決定した。ただし政府は「GM側の一方的な群山工場の生産中止と閉鎖決定に深い遺憾を表明する」と不快感を隠さなかった。

工場閉鎖決定の余震はしばらく続く見通しだ。労組はただちに工場閉鎖に強く反発している。労組は14日午前10時に群山工場で緊急拡大幹部会議を開き、今後の闘争方針を決定する。
  • 毎日経済_キム・ジョンファン記者/イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-02-13 20:16:43




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