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数字経済 > 企業 > 現代自動車「サンタフェ」…「スマートSUV」突風を予告
■ 現代自動車「第4世代サンタフェ」公式発表
「臨津閣のグルメ、教えてくれる?」。 「坡州臨津閣の近くにおいしい店は15ヶ所検索されました。どこに行きますか?」。
21日、京畿キンテックスの現代自動車新型サンタフェ発表会場。車に乗り込んで音声ボタンを押して行きたいところを言うと、車はカカオの人工知能プラットフォーム(カカオアイ)のビッグデータを検索してお勧めするレストランを選ぶ。このうち特定のカフェの名前を言ったところ、自動的にナビゲーション案内が開始された。
この日、現代自動車が販売に突入して公開したサンタフェは、今年の内需を主導する「ブルーチップ」にあげられる。
第3世代サンタフェ以来6年ぶりの第4世代モデルで、現代自動車がきちんと市場をおさえ込もうと言いつつ出した野心作だ。運転者の立場から最も目立ったのは、賢くなった電子装置だ。運転者の声を聞き取るとカカオサーバーと接続され、検索がはるかに容易になった。 FMクラシックチャンネルを指示するとすぐに周波数を合わせ、携帯電話をBluetoothで接続することから一言で特定の人と電話がつながった。
「ゴマ粒」のような性能がうわさに乗って、サンタフェは序盤から爆発的な人気が出た。事前契約が開始された今月の7~20日(8営業日)のうちに1万4243台の契約された。一日平均1780台で、飛ぶように売れたわけだ。歴代国内スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)では事前契約記録上の最大値だ。
走行性能も都心型スポーツ用多目的車(SUV)として欠ける点はなかった。現代自動車初の走行モードに応じて制動力を調節する電子常時4輪駆動システム(HTRAC)が採用され、カーブでもぶれずに走る。イ・グァングク現代自動車国内営業本部長(副社長)は、「サンタフェは自動車よりも運転者を研究する、人間中心の開発哲学を土台にした」と説明した。
主なターゲットは安全性を重要視するファミリーカ族だ。実際に、事前契約者の半分(50.3%)は3040世帯だと分析された。
サンタフェは世界初で「安全下車補助機能」を装着し、後ろから接近する車両が検出されると後部座席のドアロック状態(チャイルドロック)が維持されるように設計された。危険な状況で子供の下車を防ぐようにしたわけだ。家族用のスペースを考慮し、貨物積載スペースは585リットルから625リットルに増やした。主力のディーゼル2.0モデルは最高出力186馬力で、複合燃費13.8㎞/リットル(5人乗り18インチタイヤ)の性能を備えている。
価格は現代自動車が最も力を入れた部分だ。各種安全・快適装備が投入されただけに、以前のサンタフェよりも200万ウォン以上高くなると予想したが、従来とほぼ同じ水準を維持した。ディーゼル2.0は2895万~3635万ウォン、ディーゼル2.2は3410万~3680万ウォン、ガソリン2.0ターボは2815万~3115万ウォンに策定した。
現代自動車はファミリーカーの潜在需要に価格競争力を備えたとみて、この日は国内販売目標を年間9万台以上にした。