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オリオン、ベトナムのチョコパイ商標権の裁判で勝訴


  • オリオン、ベトナムのチョコパイ商標権の裁判で勝訴
オリオンがベトナム現地企業と争った「チョコパイ」商標権侵害訴訟で勝訴したと2日、明らかにした。

オリオンは去る2015年、ベトナム現地の製菓メーカーが「ChocoPie」の商標を無断で使用した製品を生産、海外に輸出しているという事実を把握した。

オリオンはベトナムの知的財産権の調査機関(VIPRI)に商標権侵害についての判断を要請して、その製品がオリオンの商標権を侵害したという結論を得た。

ベトナム特許庁(NOIP)も昨年、その業者が出したチョコパイ商標取消審判訴訟について「チョコパイはベトナムで長いあいだ使用されており、よく知られているブランドで、オリオンが独占・排他的に使用できる商標だ」と認めて棄却判定を下した。

オリオンはベトナムで1994年からチョコパイの商標を出願登録して使用してきている。

これと関連して先月30日、ベトナム市場管理局の副局長などベトナムの知的財産協力団がソウルのオリオン本社を訪問した。協力団はイ・ギョンジェオリオン代表理事と特許戦略開発院、韓国発明振興会、KOTRA関係者と韓国・ベトナムFTAの後続措置事業である「ベトナム知的財産権保護の強化、通常連携型経済協力」のための懇談会を開いた。協力団はこの席で現地に進出した韓国企業の知的財産権保護のため相互協力していくことを約束した。

オリオンは1995年、チョコパイの輸出でベトナムに第一歩を踏み出して以来、2006年にホーチミンに生産工場を立ててベトナム進出を本格化した。

2009年にはパイとビスケットの主要市場である北部地域を攻略するためにハノイでも工場を稼働しながら地位をさらに強化した。

チョコパイとスナック、ビスケットなどの多様な製品を発売して、2015年の累積売上1兆ウォン達成に続き、2017年には年間売上2224億ウォンと、史上最高の売上高を記録した。

ベトナムの「Thin Cam(チンカム)」が韓国の「情」と類似している点に着目して「チョコパイ= Thin」というコンセプトで、マーケティングを展開、現地消費者に身近に近付くことに成功した。

ベトナムで年間5億個以上売れるチョコパイは、ベトナムパイ市場で64%(2017年基準)のシェアを記録し、ベトナム国民のお菓子として愛されている。供え物となるほどだ。

オリオンの関係者は「今回の勝訴でオリオンが40年以上守ってきた元祖ブランドチョコパイの世界的な地位を再確認することができた」とし「国内外の消費者がオリオンブランドを無断盗用した製品で被害を受けないように、商標権の保護システムを強化し、 世界の舞台で認められるブランドを持続成長させていくだろう」と述べた。
  • 毎日経済 デジタルニュース局 チェ・ギソン記者 / 写真=オリオン | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-02 11:07:15




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