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「輸出エンジン」にブレーキ... 17ヶ月ぶりに増加とまる


  • 「輸出エンジン」にブレーキ... 17ヶ月ぶりに増加とまる
  • さいきん六ヶ月間の輸出の増加率



米国の保護貿易主義などでグローバルな通商環境が悪化し、順調だった輸出に「警告灯」がともった。先月まで17カ月連続続いた輸出増加傾向を維持するのは容易ではないという見通しが出てきた。

産業通商資源部のキム・ヨンサム貿易投資室長は20日、ソウル市光化門の韓国貿易保険公社で「主要業種の輸出点検会議」を主宰し、「4月の輸出は主要国の保護貿易措置とさいきんの為替の下落、国際金融市場の不安定性の深化など、対外通商環境の悪化で輸出増加を楽観視するのは難しい」と述べた。

最悪の場合、4月の輸出は先月まで続いた17ヶ月連続の増加が止まり、マイナスに転じる可能性も提起される。

昨年の4月には5月の長期連休(1~9日)を控えて出荷が集中したし、55億ドル規模の海洋プラントの輸出が行われて、輸出は一時的に大幅に増加した。今年の4月はこれにともなう反動と、最近の船舶受注残高の急減などが、輸出増加傾向を維持するところに悪影響を与えているものと分析される。キム室長は、「4月の全体輸出は前年比で減少したり、増加率が大きく鈍化すると予想される」と述べた。

関税庁によると、今月1日から10日までの輸出額は半導体と石油製品の好調に支えられ、前年同期比で25.8%増の140億ドルを記録した。操業日数を考慮した一日平均輸出額も、18億7000万ドルで17.4%増加した。4月初めの時点での数値は悪くないが、中旬以降は増加傾向が顕著に鈍化することが分かった。

この日の輸出点検会議では、情報技術(IT)分野の好調と国際原油価格の上昇で13種の輸出主力品目のうち半導体とコンピュータ、石油製品と石油化学などは増加傾向が続くと予想された。一方で、船舶と自動車やディスプレイなどの輸出は減少するとみられる。船舶は受注残高の減少、自動車・ディスプレーなどの輸出は減少すると思われる。
  • 毎日経済_コ・ヂェマン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-04-20 19:53:28




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