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米GM、アジア太平洋本部を韓国に新設


ゼネラルモーターズ(GM)は韓国に、アジア・太平洋地域を担当する本部を新設することにした。韓国GMの正常化と関連して韓国政府が要求した、韓国での「中長期的な事業意志」を示すための措置の一つだ。 またGMは、韓国の部品メーカーからより多くの部品を調達するとも約束した。

政府は10日、金東兗(キム・ドンヨン)経済副総理兼企画財政部長官の主宰で「産業競争力強化関係長官会議」を開き、韓国GMの正常化のためにGMと産業銀行が71億5000万ドル(約7兆6700億ウォン)を投入するという内容などを盛り込んだ支援策を確定した。

「渡り鳥」防止のために産業銀行は「ヴィートー権(拒否権)」を確保し、政府は現行法の中で外国人投資地域の指定などの支援を検討することにした。

キム・ドンヨン副総理は、「GMは今年から5年間の株式売却が全面制限され、以後は5年の間に35%以上の筆頭株主で地位を維持しなければならない」とし、「昨年に満了した資産20%以上の売却などを制限するヴィートー権も確保し、株主監査権などの経営牽制装置も強化した」と述べた。

政府支援に応えてGM側は、競争力のある新車2種を韓国に割り当てて、アジア・太平洋地域本部を韓国に設立することにした。

GMのアジア・太平洋地域本部はシンガポールにあったが、GMが豪州から撤退し、現在は一部の機能だけを残したままで中南米地域本部に統合された状態だ。地域本部の規模と設置時期は、今後に協議して決定することにした。

白雲揆(ペク・ウンギュ)産業通商資源部長官はこの日の合同ブリーフィングで、「アジア・太平洋地域本部が韓国に設置されると、韓国GMの長期的な経営安定と発展に重要な役割を果たすものと期待している」とし、「アジア・太平洋地域の生産計画を総括しつつ、本社の製品企画と物量割り当て過程にも参与できる」と述べた。

この日GMは産業部と「自動車産業の発展・相互協力」の了解覚書(MOU)を締結し、韓国のパートナー社からグローバルな部品購入を継続して拡大する一方で、電気・自律車の分野での技術協力も強化することにした。
  • 毎日経済_コ・ヂェマン記者/キム・ヂョンファン記者/イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-05-10 20:07:41




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