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LG G7 ThinQとネクソンが協力...「カイザー」搭載


サムスン電子とLG電子などのメーカーは、スマートフォン新製品の性能・優秀性を広報するために、モバイルゲーム会社と手を組んで共同マーケティングを行っている。特にモバイルゲームの主流である多人数ゲーム(MMORPG)ジャンルはフルHD級のグラフィックスと優れた音響効果によって、大容量のデータをリアルタイムに処理できる仕様が重要であり、ゲームの楽しさを知ってもらおうとするゲーム各社と、新製品の性能を広報しようとする各メーカー間の利害が一致している。

13日の業界によると、LG電子とネクソン(NEXON)は14日に業務協約を締結し、共同マーケティングを進行する。来る18日に正式発売される「G7 ThinQ」を事前予約(5月11~17日)したすべての購入者に、ネクソン「KAISER(カイザー)」のスペシャルパックを提供する。

スペシャルパックは25万ウォン相当のゲームアイテムとケーブル2種、ゲームクーリングパッドなどで構成されている。事前予約を進めているカイザーが16日に正式発売日を発表した後にゲームをダウンロードできるように補助するアプリがG7 ThinQに搭載される。以前にもゲームアイテムをスマートフォンの購買者に提供するケースはあったが、新規に発売されるスマートフォンにゲームアプリが事前にインストールされるのは今回が初めてだ。協約締結に先立ち、両社はG7 ThinQが公開された翌日の4日からソウル市龍山駅などをはじめ、全国で運営している50の体験ブース「LG G7 ThinQスクエア」にカイザー-G7 ThinQ体験ゾーンを設置し、訪問者がG7 ThinQでカイザーを楽しむことができるようにした。

上半期最高の期待作の一つであるカイザーは、パスファインダーエイト(Pathfinder8)が開発し、ネクソンがサービスするモバイルMMORPGだ。オンラインゲーム「リネージュ2」の開発者として有名なチェ・ギビョンPDを中心に、3年間で70人あまりが投入されて製作された。

LG電子の関係者は、「G7 ThinQは最も明るいディスプレイ、高解像度の音質、ブームボックススピーカーなどを通じてゲーム没入度を向上するために最も適している」とし、「ネクソンと協力してG7 ThinQ機能を広報することに注力する計画」だと説明した。

LG電子とネクソンのコラボレーションは今回が初めてではない。昨年11月に釜山で開かれた「G-STAR 2017」では、ネクソンブース内に200台の「LG V30」を設置した大型体験ゾーンを用意した。当時、発売を控えていたモバイルゲーム「オーバーヒット(OVERHIT)」をあらかじめ体験してみることができるようにしたものだ。

サムスン電子もまた、プレミアムスマートフォンを出荷するたびにゲーム会社とマーケティングを行っている。去る3月に「ギャラクシーS9」と「S9+」を発売し、当時サービス直後で興行人気を博していた「黒い砂漠モバイル」の限定版アイテムをプレゼントとして提供した。去る2月にギャラクシーS9シリーズを初めて公開したアンパックイベントでは、ギャラクシーS9でパールアビスの「黒い砂漠モバイル」のプレイ映像をデモし、「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)2018」のサムスンギャラクシー展示館では、「黒い砂漠モバイル」を体験できるようにした。「黒い砂漠モバイル」は発売前の予約が500万人を超えるほどの期待を集めたし、ひと月あまりの期間に売上げ416億ウォンを記録した。

サムスン電子は昨年「ギャラクシーS8」と「ギャラクシーノート8」発売当時にもネットマーブルゲームズと「リネージュ2レボリューション」のアイテムを支給するなど、似たような形の共同プロモーションを進行した。特に「リネージュ2レボリューション」を躍動感あふれて楽しめるようにするために、ギャラクシーS8でグラフィックの効率を最大化するアプリケーション開発ツール(API)「バルカン」を支援し、利用者がプレイするときのゲームへの没入感と躍動感を高めた。

サムスン電子はギャラクシーS8のリリースで、スマートフォンをまるでコンピュータのように使用できるようにする「サムスンデックス(Samsung DeX)」も公開したが、DeX Pad(デックスパッド)を介してリネージュ2レボリューションをまるでPCゲームのように楽しむことができるサービスを提供した。

スマートフォン業界の関係者は、「ゲームをたくさんする20・30代はスマートフォンを購入する際に、発売されたハイスペックゲームを途切れることなく楽しめるかどうかを重要な判断基準としている」とし、「共同マーケティングはスマートフォンでゲームを直接ためすことのできる体験ゾーンを設置するか、スマートフォンを購入する顧客にゲームアイテムを景品として与える形などで行われている」と説明した。

一方、LG電子のG7 ThinQは強化されたカメラ機能とディスプレイに対する外信の好評が続いた。

情報技術(IT)専門メディアのフォンアリーナ(Phone Arena)は、「前・後面カメラでボケ機能まで備えた、怪物のようなカメラ付き携帯電話」であり、「ほぼすべての面で洗練されたスマートフォン」だと評価した。ディスプレイについてフォーブス(Forbes)誌は「1000輝度という驚くべき明るさで強烈な日差しの下でも鮮明に見ることができ、非常に便利だ」とした。

デジタルトレンド(Digital Trends)は「色、ディテール、温度の面で画質が優れた前作でさえも比較にならないほど」だとし、「音楽愛好家たちならブームボックススピーカーに感謝するだろう」と好評した。

アンドロイドヘッドライン(Androidheadlines)は今月最高のアンドロイドフォンのひとつとしてG7 ThinQを挙げて、「新しいスマートフォンを購入しようとするならLG G7 ThinQを必ず考慮する必要がある」とした。
  • 毎日経済_ソ・ドンチョル記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-05-13 17:49:00




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