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「線」が消えた...LG電子「無線掃除機」大ヒット


  • 「線」が消えた...LG電子「無線掃除機」大ヒット
  • LG電子の各種掃除機 写真提供=LG電子



LG電子の核心生産拠点である昌原工場の掃除機生産ラインは、100%無線掃除機システムに転換した。プレミアム無線掃除機「LGコードゼロ」の旋風的な人気に力づけられて、掃除機の生産ラインを無線掃除機でフル稼働している。

8日の家電業界によるとLG電子は最近、昌原工場の掃除機生産ラインでは100%無線掃除機のみを生産している。昌原工場は世界市場で販売されるLG電子製掃除機の半分以上の生産を担っている。

さいきんLG電子製掃除機を購入する世界中の消費2人のうち1人は、無線掃除機を選択していることになる。昌原工場で生産されている無線掃除機は主にプレミアム製品だ。「コードゼロ」シリーズのほとんどがここで製造されていると伝えられる。昨年の上半期までは昌原工場で生産される掃除機の中で、無線掃除機の占める割合は30%に過ぎなかった。しかし、昨年6月に発売した無線掃除機「コードゼロA9」が旋風的人気を呼び、昌原工場の掃除機ラインは無線掃除機専用の生産拠点に変わった。

昌原工場で生産されたコードゼロA9は発売8ヶ月めの今年3月、国内の累積販売量は20万台を突破した。以後は二ヶ月後の5月に販売台数30万台を超え、大勢製品であることを認証した。現在、年70万台と推定される国内の「上重心型」無線掃除機市場で40%を超えるシェアだ。LG電子は主にベトナム工場で有線掃除機を生産している。

LG電子は「コードゼロA9」をはじめ、ダストカップの付いた本体に吸入口がホースでつながった伝統的な掃除機の形状の「コードゼロT9」、人工知能(AI)を適用したロボット掃除機の「コードゼロR9」など、さまざまな無線掃除機のモデルを備えている。

グローバルな掃除機市場でも無線掃除機市場は毎年20%以上も成長し、有線掃除機の市場を急速に侵食している。バッテリーの使用時間が長くなり、吸引力でも既存の有線掃除機に劣らない性能を発揮して、はるかにラクな無線掃除機の需要が集まったものと解釈される。

グローバルな掃除機市場では、無線掃除機の比率は半分を超えたと推定される。一方、世界の有線掃除機市場は成長率が年1%程度で、事実上は停滞している。国内市場では無線掃除機が60%以上を占めるものと家電業界は見ている。業界関係者は、「使いやすさとともに清掃性能までを備えたプレミアム無線掃除機が掃除機市場の大勢となった」とし、「実際の利用者から性能や快適さで、有線掃除機と比較して次元が違うという評価を得ている」と説明した。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-08 17:07:53




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