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天猫国際「韓国製品が20代中国女性をリード」


  • 天猫国際「韓国製品が20代中国女性をリード」
  • アルビン・リウ氏 写真=イ・チュンウ記者



「韓国の商品は中国の消費者には流行を先に行く、トレンドを主導する製品となりました。アリババの天猫で韓国の化粧品やファッションブランドが着実に成長の機会を得ると確信しています」。

アリババグループの新流通および韓国のコアビジネス戦略説明会に出席するため韓国を訪れたアルビン・リウ(Alvin Liu)天猫輸出入事業総括代表は11日、毎日経済新聞と会ってこのように語った。

Tmall(天猫)が運営するサイトの一つである「天猫国際」は、海外ブランドが生産する製品を中国の消費者が「直購(直接購入)」できるように、アリババが接続するオンラインプラットフォームだ。

ここに出展した企業は中国現地に法人を置かなくても、中国の消費者に製品を販売することができる。天猫国際は、国別に製品が販売されるようにサイトを運営している。 2015年に韓国企業が出展した「韓国館」がここにオープンして以来、毎年45%の売上げの成長を見せている。現在、韓国館の売上げは全世界で4位を記録している。

韓国館で最も人気のある製品は化粧品だ。リウ代表は「韓国商品は中国の消費者から流行を先取りする製品という認識が強い」とし、「特にK-POPと関連付けられる韓流スターマーケティングでこのようなイメージが形成されて、化粧品とファッションなどの製品が人気が高い」と述べた。

天猫を利用する中国の消費者が若い女性という点も、天猫でビューティ製品とファッション製品の人気に一役買った。リウ代表は「天猫国際を利用する利用者の多くは、1990年代以降に生まれた女性」だとし、「彼女たちは旅行だけでなく、オンラインを通じて韓国文化に簡単に触れて、しぜんにファッションとビューティーに関連する韓国製品に関心が高い」と語った。

アリババによると、2020年までに中国の中産階級の人口は6億人に増える見込みだ。中産階級の人口拡大に応じて、さまざまな製品を購入する需要も大きくなり、複数の外国ブランドを扱う天猫国際の成長性も高まるというのがアリババ側の予想だ。

一緒にインタビューを進めたアリババコリアのチョン・ヒョングォン代表は、「増加する中国の中産階級の需要に対応するためには、天猫国際内の製品カテゴリを広げることが重要」だとし、「まだ天猫国際に入店していない韓国企業を発掘することに注力するつもり」だと明らかにした。

ビューティーとファッションブランドだけが天猫で成功街道を走っているわけではない。チョン代表は「幼児と関連した製品や食品なども現在、天猫内に入店する企業の幅が広くなっている段階」だとし、「韓国製品の底辺を広げていくには今が旬」だと付け加えた。

天猫国際は、中国のサード規制で輸出の道が詰まった韓国企業には、中国市場にアクセスするための1つの代案になりうる。リウ代表は「天猫国際が運営する逆直購の形態は、韓国企業が中国に進出する際に問題はない」とし、「中国の消費者にも韓国製品の需要が高く、アリババもオンラインを通じてマーケティングするために、国家間の外交摩擦による影響は低いとみている」と語った。

リウ代表はアリババが単純な電子商取引企業ではなく、データをベースにしたプラットフォーム会社であることを強調した。

リウ代表は「毎年5億人以上の利用者がアリババ傘下のプラットフォームを利用して取引をする」とし、「彼らが生産したデータを分析し、アリババに入店したブランドが成功するように支援することが私たちの役割だ」と語った。

このように、アリババの支援を得て成功した代表的な事例としてリウ代表は「レシピ」をあげた。レシピは韓国内ではブランド認知度が低いが、アリババが提供する効率的マーケティングツールを使用して、中国の消費者を攻略することに成功したというものだ。

リウ代表は「アリババが企業に提供できるマーケティング戦略は無限」だとし、「ビッグデータを利用して、プラットフォームを利用する企業とともに成長することがアリババの目標」だと強調した。

  • 毎日経済_キム・ユシン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-06-11 19:25:32




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