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韓国経済「半導体ショック」...サムスンのDRAMシェア1年間で急落


かつて世界DRAM半導体市場の半分以上を占めていたサムスン電子のD-RAMシェアが、最近は45%を下回ったことが分かった。メモリー半導体の主要部門であるモバイルDRAM価格も最近は下落反転し、韓国経済の礎の役割を果たしている半導体産業に影を落としている。半導体業況の高点議論で半導体関連の株価が急落し、コスダック指数は年底点を更新した。

23日、市場調査会社「DRAMエクスチェンジ」によると、2016年第3四半に50.02%で史上初めて50%台を突破したサムスン電子のDRAM市場シェアは、去る第1四半期に44.9%を記録した。

この1年間のサムスン電子のDRAM市場シェアを見ると、昨年第2四半期の46.2%を手はじめに、3四半期連続で45%以上という堅調な流れを示している。ところが、今年に入って45%台がくずれたことに続いて、第2四半期のシェアも45%への再進入は手強い雰囲気だ。統計庁によると、韓国経済の主力輸出品目である半導体の生産量は5月に入って7.0%急減するなど、グローバル市場で供給量の調整作業が行われていることを示している。

半導体企業の業績に直結する主要DRAM製品の価格にも不確実性が増している。 2016年の第4四半期をはじまりに、今年の第1四半期までの5四半期連続で価格が上がったモバイルDRAMは、第2四半期には下落に転じるなど、半導体「スーパーサイクル効果」が鈍くなる姿だ。これは今年の初めに韓国銀行が経済見通し報告書で予測した、半導体の平均単価の下落時点(2019年)よりも6ヶ月以上前倒しになった流れだ。これに加えて「半導体崛起」を前面に出している中国企業が、来年初めから本格的にDRAM・NAND市場の新たな製造者として登場する予定で、グローバル市場の供給過剰懸念を拡大させている。

半導体業界の関係者は、「半導体オフシーズンの前半期の市場特性と、今年に入って本格化した中国政府の値下げ圧力の要因が、国内の半導体企業に複合的な不確実性として作用している」とし、「韓国経済の中心軸である半導体産業を取り巻く国内外の変数に、政府レベルの綿密な点検が必要とされる時点」だと語った。この日、代表的な半導体株であるSKハイニックスは前取引日比で7.05%急落し、サムスン電子も2%下落した。

半導体業況の高点議論とともにバイオ株の同伴急落の影響で、コスダック指数はなんと4%以上も墜落し、今年初めて750線にまで落ち込んだ。

この日、コスダック指数は前取引日よりも34.65ポイント(4.38%)落ちた756.96を記録した。一日の下げ幅としては、去る3月23日以降で最も大きい。コスダック指数が760線の下に落ちたのは、昨年12月21日以来の約7ヶ月ぶりだ。

  • 毎日経済_イ・ヂェチョル記者/チョン・スルギ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-23 18:06:15




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