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現代自の賃金交渉、早期妥結... 8年ぶりに「夏闘」のない夏


現代自動車の労使は7月末、夏休み前の賃金交渉に合意した。夏休み前の妥結は2010年以来の8年ぶりだ。それだけ労使双方が会社の危機を克服するために力を合わせたものと評価される。

27日、現代自動車と全国金属労組現代自動車支部によると、現代自動車労組は今年の臨時協議暫定合意案について、組合員5万573人(有権者4万2046人)を対象に投票を行った結果、63.39%の賛成で可決した。基本給4万5000ウォンを引き上げることが主な内容だ。

現代自動車労使はこの日の午前11時、蔚山工場の本館で臨時協議調印式を行い、合意案を最終仕上げした。このように交渉を早く終えたのは、来月に米国の最大25%の高率関税の決定、乱高下する為替レート、主要市場での販売鈍化をはじめとする大型の悪材料とぶつかり、社内の不確実性は最小限に減らすことで合意した結果だ。

現代自動車の関係者は、「労使が国内外の経営の危機的状況に共感した結果、休暇前に臨時協議妥結が実現した」と語った。

一方、現代重工業は休暇前の賃金・団体交渉の妥結は終了不発になった。現代重工業は慢性的な受注の空白に苦しみ、現代自動車と同様に深刻な経営難に苦しんでいる。労使は去る24日の交渉で核心的な懸案で大きな意見の相違が見られた後、会話に乗り出していない。

現代重工業は交渉を仕上げることができないままに、28日から来月12日まで最長16日間の夏休みに入る。海洋プラントは仕事量が不足して、来月は工場の稼動が中断される。正社員だけでも遊休人力2600人あまりが発生するが、休暇後の対策はない状況だ。

造船業界の関係者は、「現代重工業の海洋事業部門が存続の危機に押しやられたが、労組は逆に賃金引き上げと成果給を要求している」とし、「沈没した船で共倒れしようというわけ」だと憂慮した。
  • 毎日経済_蔚山=ソ・デヒョン記者/ソウル=キム・ヂョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-07-27 18:00:46




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