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底はいつ?...現代自動車、米国の販売台数4%減少


  • 底はいつ?...現代自動車、米国の販売台数4%減少
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現代自動車は先月、販売回復の主舞台である米国で不振な成果を収めた。

ただし、収益性の低いフリート販売(レンタカーをはじめとする大量注文)が減りつつあり、主力ラインナップのスポーツ用多目的車(SUV)が善戦し、下半期の業績回復のための布石を確認した。

現代自動車米国法人(HMA)は2日、先月は現地で前年同期比で4.3%減の5万1752台を販売したと発表した。販売5.8%減の起亜自動車(5万3112台)を加えた現代・起亜自動車合算実績は10万4864台で、5.1%後退した。

米国全体の自動車販売の減少分(-3.7%)よりも打撃がひどくなったわけだ。現代自動車の関係者は、「フリート販売が縮小し、現地の産業需要の減少が影響を及ぼした」と分析した。しかし、SUVを中心に回復のシグナルが出ているという点は評価に値する。現代自動車のSUVモデルの販売は前年同期比で0.8%の減少にとどまり、底を固めた。特に「ツーソン」は1万1360台が売れ、17ヶ月連続で1%以上成長する気炎を吐いた。起亜自動車のSUVラインナップは先月、米国でなんと8.5%も成長し、収益を積むための態勢を整えた。現代・起亜自動車のSUVは全体で先月4万5107台が販売され、3.4%増えた。

先月の販売悪化の主な原因であるフリート販売も裏返して解釈すれば、低収益部門が整理されるという意味を付与することができる。現代自動車の関係者は、「8~9月から本格的に新型サンタフェ、ソレント、K5の商品性改善モデルが販売され、全体の売上げも増加するだろうと思う」と予想した。

今後の米国販売のカギは、為替と今月中に輪郭が出てくる最大25%の高率関税リスクだ。現代自動車は今年の第2四半期に対ドルでのウォンが前年比で4.5%跳ね上がり、29.3%減の9508億ウォンの営業利益(連結財務諸表基準)を記録するにとどまった。価格競争力で劣り、主力市場での販売主導権が弱くなった。さらに大きな爆弾は米国発の高率関税だ。韓国投資証券は、米国が韓国車に25%の関税を課すと、現代自動車の営業利益は半減(-49%)するだろうと見た。
  • 毎日経済_キム・ヂョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-08-02 17:40:47




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