サムスン、4大未来事業「速度戦」...20兆の超大型M&A



「人工知能(AI)、電装、5G、バイオで新たな成長動力を確保する」。

去る8日、サムスンが180兆ウォン投資計画と育成の意志を明らかにした「4大未来成長事業」で、どのように大規模な投資が行われるかに関心が高まっている。

これらの4つの事業は李在鎔(イ・ヂェヨン)サムスン電子副会長がここ数ヶ月の間にヨーロッパ、北米、アジアなど、グローバルな出張を通じて多角的な投資の方向を準備してきたものであり、早ければ年内に「第2のハーマン」買収と同じような超大型の買収・合併(M&A)の事例が出てくる可能性が占われている。

今回の「4大事業」は2010年、李健煕(イ・ゴニ)サムスン会長がサムスンの未来事業として発表した「太陽電池、車両用電池、LED、バイオ製薬、医療機器」などの5大新種事業との連続性を持つという点も注目に値する。

この8年間にわたって展開された投資・事業の成果を再確認し、さらに最適化した方向に投資の速度と質を高めるという李副会長の強い意志がうかがえる大きな課題だ。サムスン関係者の意見を総合すると、今回の180兆ウォンの投資計画のうち、4大事業に関連する海外企業のM&Aと株式投資のための「実弾」は20兆ウォンと把握される。

業界の関係者は、「180兆ウォンのうち130兆ウォンが国内投資で、残りの50兆ウォンが海外投資のために区分されている」とし、「このうち海外投資のための50兆ウォンの40%に相当する20兆ウォンが、4大事業に関連するM&Aと株式投資の実弾用だと把握している」とした。

先だって李副会長が2016年、世界的な電装企業の米ハーマン社を9兆ウォンという天文学的金額で買収し、世界を驚かせたことがある。それ以後、最近のヨーロッパ出張でも現地の自動車業界と接触してきたことが知られ、投資に加速度のついた「電装」部門で後続の「ビッグディール」の可能性が議論されている。

特にイタリアのフィアットクライスラー(FCA)系自動車部品企業の「マニエッティ・マレリ(Magneti Marelli)」は、李副会長がハーマンと電装事業でのシナジー効果を出すために買収案を深く検討している。当時、李副会長指揮のもとでサムスンはマニエッティ・マレリと買収価格の調整を行ったが、相互の意見の相違を狭めることができずに交渉が中断した。最近、ブルームバーグなどの外信によるとFCAの理事会は、今年の末までにマニエッティ・マレリを買収する候補が見つからない場合は分社(スピンオフ)と株式公開(IPO)を検討している。負債の多いFCAとしては、企業価値の高い電装企業マニエッティ・マレリをサムスン電子などの電装事業に関心が高い情報通信技術(ICT)企業に売却し、負債の負担を軽減することが最上のシナリオだ。このために業界はサムスン電子が買収ではなく株式投資の形式で、IPOを準備するマニエッティ・マレリと戦略的パートナーシップを構築する可能性に注目している。

AI事業でもサムスン電子の積極的な技術革新スタートアップの買収と株式投資が予想される。サムスン電子は自社AIプラットフォーム「Bixby」の技術完成度を高めるために「Viv Labs」など、海外の有望なスタートアップを積極的に買収してきた。

イ・ゴニ会長が愛着を持って育ててきたバイオ事業でも、大々的な投資が行われる見通しだ。今後の3年間、サムスンのバイオ投資はバイオ医薬品の受託製造(CMO)、サムスンバイオロジクスのインフラ拡充、バイオシミラーと新薬を開発するサムスンバイオエピスの新しい候補物質の発掘に集中することが予想される。

現在、3つの工場を稼働しているサムスンバイオロジクスは第4工場の用地を確保して、いつでも着工することができる。 18万リットルを生産できる第4工場の建設には8000億ウォンがかかるとみられ、今後の第5・6工場の増設のための用紙買い取り費用も3000億ウォン以上と予想される。サムスンバイオエピスはさまざまなバイオシミラーと新薬候補物質を発掘するために1兆ウォン以上を投資するとみられる。
  • 毎日経済_シン・チャノク記者/イ・ヂェチョル記者
  • 入力 2018-08-09 18:11:59.0

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