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数字経済 > 企業 > ロッテホテル、中国事業を再開
韓・中の「サード(THAAD/高高度ミサイル防衛システム)」葛藤で中断されたロッテホテルの中国事業が再開される。
ロッテホテルの関係者は21日、「2016年以降、事業を先送りしてきた現地のデベロッパーが事業再開を要請し、プロジェクトの再推進に乗り出した」と語った。
ロッテホテル煙台(エンタイ)は当初2017年6月のオープンを目標に推進されたが、2016年に中国政府のサード報復と現地パートナーの事情が重なり、ここ数年のあいだ足踏み状態に陥っていた。当該の用紙を開発するデベロッパーと2014年8月にホテル委託運営の契約を締結してから4年が経ったが、オープン日さえ確定していない。
ロッテホテルの首脳部は最近、煙台市を訪問して現場調査を終えた。今月中旬にロッテホテル煙台タスクフォース(TF)を構成し、人事発令も仕上げられた。
ロッテホテル煙台は煙台市の西に位置する新都市の「経済技術開発区」に建設される。約1000世帯の規模の団地やオフィス施設などが入る複合団地だ。ロッテホテル煙台は5つ星ホテルで、2020年の上半期のオープンを目標にしており、中国に最初に建設されるロッテブランドのホテルだ。ロッテホテルの中国事業の糸口をつかむことになり、サード問題で中断した他の事業が再開されるのかにも関心が集まっている。