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現代自、中国生産車で東南アジアの新市場開拓


現代自動車は中国内での生産車を東南アジア輸出向けに転換する案を検討し、慢性的な韓国車「不毛」の東南アジア市場の構造変化を予告した。 30日、業界によると現代自動車は中国で生産した自動車を東南アジアに直接輸出する案を真剣に考えている。中国での販売不振が続いているが、タイとインドネシアやベトナムをはじめとする東南アジアの成長は目に見えて速くなっているからだ。

今年の上半期、現代自動車の中国の累積販売台数は38万台で、前年同期比で26.2%増えた。

しかし、サード(THAAD/高高度ミサイル防衛システム)衝撃前の3年間の平均(52万9000台)と比較すると72%のレベルで、市場の正常化まではるかに遠い状態だ。中国内の工場で生産した現代自動車を東南アジアで販売することで、現地の工場稼働率を引き上げながら在庫量まで消化する、一石二鳥の効果を享受することができる。

専門家らは、G2(米国・中国)での販売鈍化、高コストの生産構造、ウォン高につまずく現代自動車が成長の代案として東南アジアカードを活用する時点だという処方を下した。

年間330万台規模で自動車の背後需要が十分なうえに、急速に内需が成長しているからだ。アセアン(東南アジア諸国連合)にしても、国内総生産(GDP)2兆8000億ドルと6億4000万人の世界3位の人口を有する巨大経済圏となった。

東南アジア最大の魅力は急速な成長率だ。韓国自動車産業協会と日本車産業の分析メーカーのポイントによると、昨年の東南アジア主要6カ国(タイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナム、シンガポール)での自動車販売台数は336万6000台で、前年同期比で5.4%増えた。全体のパイは世界最大の中国(2474万5000台)の14%に達する市場だ。

成長率の面では米国(-1.9%)、中国(1.9%)、欧州(3.4%)などの成長率を圧倒した。世界の平均(2.0%)に比べると倍以上も高い数字だ。

問題は韓国車がこの高成長市場の「死角」に置かれているという点だ。韓国完成車メーカーの東南アジア6カ国の年間販売台数は11万4000台で、シェアは3.4%に過ぎない。
  • 毎日経済_キム・ヂョンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-08-30 17:37:57




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