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韓半島こえてシベリアまで…「南・北・露」鉄道で協力


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露ウラジオストクで11日に開催された第4回東方経済フォーラムの話題は「鉄道」だ。ユーラシア鉄道の接続を通じて、シルクロードエクスプレス(Silkroad Express)を構築しようというものだ。ユーラシア内で途切れた物流ネットワークを接続して複合物流ネットワークを構築し、最終的にこれを欧州にまで接続しようという提案だ。昨年、東方経済フォーラムの話題が「航路」だったことを考慮すれば、1年のあいだにこの地域の経済協力を代表するキーワードが変わったわけだ。

この日、フォーラムで開かれた「ロシアと韓国:経済協力のための新しい空間」セッションでは、韓半島の鉄道と中国を経由したガスパイプラインの建設などをめぐって熱い討論を繰り広げた。セッションにはキム・ヂョンヨル国土交通部2次官、ソン・ヨンギル共に民主党議員、チョン・インス コレイル副社長をはじめ、キム・チャンシク北韓鉄道省副局長、キム・ユニョク北韓鉄道省副相、アレクサンドル・クルーティーコフ露極東開発部次官らが出席した。

ロシアで別途のセッションを編成して関係する専門家を大挙招請したことは、遅々として進まなかった過去を振り切って、「きちんと」しようという切迫感があるからと思われる。東方経済フォーラムを主催したロシアでは、南・北・露の協力事業として韓半島縦断鉄道(TKR)・シベリア横断鉄道(TSR)の接続、ガス管の接続事業などを継続して強調してきた。

特に露プーチン大統領は、2015年9月の第1回東方経済フォーラムの時から極東地域の経済開発のためにまず発展させるべき分野として、△輸送、△エネルギー、△船舶建造、△冶金、△木材加工などをあげたことがある。

この日、北韓側代表として乗り出したキム・ユニョク副相は「韓半島縦断鉄道とシベリア横断鉄道の連結事業は、実現可能な条件が具体的に整った事業」だとし、「北韓とロシアはTKR・TSR連結事業のために羅津~ハサン鉄道区間を成功裏に運営している」と述べた。

ユーラシア複合物流ネットワーク事業であるTKR-TSRモデル事業としてよく知られているのが「羅津~ハサン」プロジェクトだ。羅津港の第3埠頭からロシアのハサンまでの鉄道(54キロメートル)を改・補修し、貨物ターミナルの建設と貨物列車の確保を通じて羅津港とTSRを接続する事業だ。

この日、司会を務めたロシア科学アカデミー傘下のゲオルギー・トロラヤ アジア戦略センター所長は、「ロシアは国連の国際制裁で羅津~ハサンプロジェクトを例外として認められた」とし、「韓国はさらに積極的に事業に参入しており、中国などが一緒に参加できるようにしなければならない」と述べた。

これを通じて、北韓は古い鉄道の一部を復元してナソン地域経済特区を活性化し、韓国は北韓・ロシアを含めて新しい形の南北経済協力を推進することができるものと思われる。

毎日経済新聞は2016年の第2回から東方経済フォーラムに公式メディアパートナーとして参与している。
  • 毎日経済ウラジオストク=キム・ヂョンボム記者/パク・ウイミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-09-12 06:37:58




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