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女性の家事労働の価値、年1077万ウォン…男性の3倍


食事の準備や皿洗いに洗濯と清掃そして子供の世話など、主に女性によって対価なしに行われる家事労働の価値が年間360兆ウォンを超えたことが分かった。国内総生産(GDP/名目基準)の24%に達する規模だ。

8日、統計庁は2014年時点の無給家事労働の価値は、5年前に比べて33.3%(90兆1000億ウォン)増加した360兆7000億ウォンと発表した。統計庁が無給家事労働価値に対する経済的価値を試算したのは今回が初めてだ。英・仏・日やスイスなど、このような指標を作成する。

名目GDP比での無給家事労働価値比率は24.3%で、2004年(23.0%)以来少しずつ拡大している。1人当たりの無給家事労働の年間価値は710万8000ウォンだった。 1999年311万ウォン、2004年418万7000ウォン、2009年548万8000ウォンを記録し、着実に増加し続けている。これを性別で見ると女性が1人当り1076万9000ウォンで、男性は1人当り346万9000ウォンだった。女性一人が一年間に作り出す家事労働価値は男性の約3.1倍という意味だ。性別評価額は女性が272兆4650億ウォン(75.5%)で、男性が88兆2650億ウォン(24.5%)Daった。男性評価額の割合は1999年(20.1%)と比較して4.4%ポイント増加した一方で、同じ期間の女性評価額の割合は79.9%から75.5%に減少した。行動分類別にみると食事の準備が29.8%と最も大きな割合を占めており、未成年の子供の世話(23.5%)、清掃・管理(14.0%)、商品・サービスの購入(8.8%)が続いた。食事の準備の経済的価値は107兆6370億ウォンだった。

年齢別では30代が104兆1550億ウォン(29.9%)で割合が最も大きく、40代(80兆9060億ウォン/22.4%)と60歳以上(80兆2370億ウォン/22.2%)が続いた。高齢化で60歳以上の評価額の割合が増加している一方で、人口減少で15~29歳の割合は減る傾向にある。

キム・デユ統計庁所得統計開発課長は、「世帯員ごとに換算すると、3人世帯で消費される無給家事労働の価値は2100万ウォン、4人世帯は2800万ウォンと推算される」と説明した。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-08 22:18:19




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