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現代重、4年ぶりに海洋プラント受注...恵みの雨


現代重工業は4年ぶりに海洋プラントを受注することに成功した。しかし、設計期間を経て実際の海洋プラントの建造に入るには1年ほどかかり、蔚山海洋工場の作業量不足の状況はすぐには解消されない見通しだ。現代重工業は10日、米ヒューストンの石油開発会社LLOG Exploration(エルログエクスプローレーション)と約4億5000万ドル(約5100億ウォン)規模の半潜水式石油生産設備(FPS)の建造事業である「キングスキープロジェクト」契約を9日(現地時間)に締結したと明らかにした。

このプロジェクトは米国のメキシコ湾で推進している、原油開発事業のためにFPSを1基設置する工事だ。このFPSは設計作業の後、早ければ来年8月から設備建造に入る。現代重工業はこのFPSを一括請負方式(EPC)で建造し、2021年上半期に発注先に引き渡す計画だ。

今回の受注は海洋プラントの仕事不足に苦しんでいた現代重工業に対する「恵みの雨」になると思われる。海洋プラントは特性上、他の船舶に比べて受注金額の規模が大きい。人件費と生産設備などの固定費を満たすために、一定規模以上の売上げを達成しなければならず、造船社としては放棄できない事業だ。また新規受注はさいきん鋭く対立している労使双方が、対立を縫合できる転換点になると期待される。

現代重工業の関係者は、「すぐに仕事量の問題を解決することはできないが、急場の火は消した」とし、「海洋プラントを正常に再起動するには追加の受注確保が必要なだけに、新規受注に積極的に乗り出すつもり」だと述べた。
  • 毎日経済_ウ・ヂェユン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-10-10 17:22:46




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