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上場企業の31%がアーニングショック


  • 上場企業の31%がアーニングショック

今年の第3四半期、上場企業の31%が「アーニングショック」を経験するほど、韓国経済の状況は予想よりも早く悪化している。またサムスン電子とSKハイニックスを除けば、昨年よりも企業の利益成長が鈍化したと現れて、「半導体偏重現象」も深刻なことが分かった。

1日、毎日経済新聞は実績情報企業のエフアンドガイドに依頼し、先月31日までに第3四半期の業績を発表した上場企業の中から、コンセンサス(3か所の実績予想値)が存在するコスピとコスダック企業93社の営業利益を分析した。対象企業の93社は、国内株式市場の時価総額の52.2%を占めている。

分析の結果、全体の31.2%である29社の営業利益は、発表直前の証券業界予想(コンセンサス)よりも10%以上低い水準で発表された。ここには赤字転換と赤字が拡大した上場企業3社が含まれた。証券業界では予想よりも10%以上低い営業利益を記録すると「`アーニングショック」とみなす。

現代自動車(-68.8%)と起亜自動車・現代ウィア(以上-64.9%)などの自動車関連企業は、予想よりも60%以上も低い営業利益を記録した。政府の会計基準の強化の中でも、新薬の研究開発(R&D)に対する投資を増やしているヒュージェル、ユハンヤンヘン(柳韓洋行)などの製薬・バイオ企業も、予想よりもそれぞれ74.8%と99.4%下回る利益を上げた。中国の「サード圧迫」の中でアモーレパシフィックは41.6%も低い営業利益を、脱原発政策で成長動力を失った斗山重工業も14.3%低い成績を提出した。

一方、サムスン電子とSKハイニックスはともに、今年の第3四半期に予想よりも2%多く営業利益を記録して、歴代最大の実績を出した。両社を含む分析対象93ヶ所の第3四半期の営業利益合計は39兆4030億ウォンだ。

前年同期比で18%増加したと現れた。しかし半導体の「ツートップ」を除けば、今年の第3四半期の営業利益は15兆3557億ウォンで、昨年の第3四半期(15兆691億ウォン)から1.9%増にとどまる。この第3四半期は、93ヶ所の全営業利益のうちで半導体企業2社の利益が61%を占めるほど、半導体への依存度が高かった。

ビョン・ヂュノ ユジン投資証券リサーチセンター長は、「半導体を除けば良い業種がないほどまでに、韓国の各代表企業が急速に競争力を失っている」と述べた。
  • 毎日経済_ムン・イロ記者/チョ・ヒヨン記者/パル・ウイミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-01 18:07:00




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