トップ > 数字経済 > 企業 > LG化学、初めて外部からCEOを招聘

LG化学、初めて外部からCEOを招聘


  • LG化学、初めて外部からCEOを招聘

LG化学の新しい首長にシン・ハクチョル3M首席副会長(61・写真)が内定した。 LGグループで8年ぶりに、外部の人士が最高経営責任者(CEO)に抜擢されたわけだ。「未来への準備」を強調してきた具光謨(ク・グァンモ)LG会長は今月末の定期人事で、さらに「人的変化」を与えるだろうという観測が出ている。

LG化学の関係者は9日、「朴鎮洙(パク・チンス)副会長が名誉退職し、後任としてシン・ハクチョル3M首席副会長が内定した」とし、「LG化学がCEOを外部から迎え入れたのは、1947年の創立以来で初めて」だと述べた。

LGグループ全体では、2004年からLG生活健康を率いている車錫勇(チャ・ソギョン)副会長、2010年にLGユープラスを担当した李相哲(イ・サンチョル)もと副会長以来で3度目の外部から招へいしたCEOだ。去る6月に就任したク会長が副会長級の人事を断行したのは、去る7月の(株)LG・LGユープラスの副会長を入れ替えた以後で2回目だ。副会長に内定したシン・ハクチョル氏は忠清北道の槐山出身で、ソウル大学機械工学科を卒業して1984年に3M韓国支社に平社員として入社し、フィリピン支社や3M米国本社ビジネスグループ副社長を経て、韓国人初の3M首席副会長まで上がった立志伝中の人物だ。

LGグループの関係者は、「LG化学の事業領域が伝統的な石油化学から新素材やバッテリー、情報電子素材や生命科学などに変化している」とし、「未来のビジネスを世界的に育てて、組織文化と体質の変化、技術革新を主導できる適任者と判断して獲得した」と説明した。

シン・ハクチョル氏は年末まで3Mの副会長職を務めた後に帰国して、来年1月からLG化学に出勤する。続いて、来年3月に開催される株主総会と取締役会の議決を経て、LG化学の代表取締役副会長に公式に就任することになる。

今回のスカウトはク会長の「未来への準備」構想に関連しているという評価だ。長期的な事業強化のために、系列社出身のCEOを席に就ける「純血主義」にこだわらず、当該分野で革新的な能力とグローバルな競争力を備えた外部人材を抜擢したという分析だ。これにより、LGグループが今月末に進める定期人事で、系列社出身のCEOを一部交代するなどの変化があるだろうという予測が出ている。
  • 毎日経済_イ・ヂェチョル記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-09 19:56:08




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア