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コスピ…半導体を除いた上場企業、営業利益10%減少


  • コスピ…半導体を除いた上場企業、営業利益10%減少

今年の第1~第3四半期の有価証券市場(コスピ)上場企業の実績は、売上げと利益の両方ともに前年同期より増えたが、半導体「ツートップ」を除けば、営業利益が10%減少したことが分かった。 15日の韓国取引所によると、コスピ上場企業534社(金融業、分割・合併企業など100社を除く)の連結財務諸表を分析した結果、今年に入って第3四半期までの累積売上げは1403兆ウォンで、前年同期との比で5.47%増加した。

営業利益は130兆ウォンで当期純利益は96兆ウォンと、それぞれ7.88%と1.92%増加した。

しかしサムスン電子とSKハイニックスを除けば、話は完全に違ってくる。

両社を除くコスピ企業の第3四半期までの累積売上高は1188兆ウォンで4.62%の増加にとどまり、営業利益は66兆ウォンと当期純利益は48兆ウォンで、それぞれ9.94%と15.45%も減少した。

上場企業の実績を業種別に分析した結果、有価証券市場での電気・電子業種は前年同期に比べて営業利益は51.39%増加した半面で、運輸機器業種は66.95%下落し、克明な「富益富貧益貧」現象を見せた。コスダック上場企業の中では、営業利益が166.41%増加したエンターテイメント業種がだんぜん目立った。

現代自動車が属する運輸機器業種は、1~3四半期の営業利益が1兆6527億ウォンとなった。前年同期に比べて約67%落ちた数値だ。現代自動車の第3四半期の営業利益は、前年同期比で急減した衝撃をそのまま受けた。これに加えて米国と中国の間の貿易戦争による効果が現れ始めたという観測も出ている。国際貿易が萎縮し、運輸機器業種の収益性もそれに応じて低下したというものだ。

キム・ジェジュン大信証券リサーチセンター長は、「原油価格が上がり、コスト負担が大きくなったことに比べ、輸送費は十分に増えなかった」とし、「貿易戦争が原因で、国際貿易が萎縮した感もある」と説明した。

化学、運輸倉庫、通信業などの業種は昨年に比べて営業利益が減少した。化学業種は原価に比べて製品の価格上昇がにぶく、実績が悪化したものと分析される。米国で化学製品の供給が増えたことも、製品価格の上昇をさまたげる原因にあげられた。通信費の引き下げ圧力で着実に収益性が悪化してきた通信業もまた、前年同期に比べて営業利益が9.68%下落した。

キム・ジェジュン センター長は「化学製品の原材料価格差が大きく減少した。原油価格が上がる中で、そのぶん製品の価格が上がらなかった」とし、「これまで化学メーカーの実績は良かったが、今年に入ってコスト負担でマージンが減少した」と述べた。

一方、建設業は好実績を記録した。今年の第3四半期まで記録した営業利益は2兆9251億ウォンで、前年同期に比べて18.73%増加した数値だ。これまでに分譲され団地の入居が行われ、建設会社の実績もともに伸びた。しかし政府の不動産対策などで、今後は業績が悪化することがあるという観測も出ている。

今年の第3四半期までに、コスダック上場企業の連結積み上げ営業利益は6兆5995億ウォンを記録し、7兆1239億ウォンを記録した昨年1~第3四半期に比べて減少した。一方、売上高と純利益はそれぞれ3.06%と2.42%上昇した。韓流コンテンツが世界的に人気を呼んで、娯楽文化業種の営業利益は大幅に上昇した。
  • 毎日経済=チョン・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-15 19:35:41




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