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コーロン生命科学、6600億ウォン規模の新薬技術を輸出


国内の製薬・バイオ業界が、再び海外にバイオ新薬を技術輸出することに成功した。

コーロン生命科学は19日、骨関節炎細胞の遺伝子治療剤「インボサ-ケイ(INVOSSA-K)」を日本に技術輸出するために、多国籍製薬会社のムンディファーマ社と契約を締結したと発表した。総契約額は6677億ウォン(5億9160万ドル)規模で、国産医薬品の単一国への技術輸出規模では歴代で最大だ。返還義務のない契約金300億ウォンと、段階別の許可と販売にともなう技術料であるマイルストーン6377億ウォンを合わせた金額だ。

この金額はコーロン生命科学の、昨事業年度の売上げの6倍に近い規模だ。追加的な経常技術料(ロイヤリティ)は、日本での商業化後に純売上げに応じて受けることになる。今回の契約でムンディファーマは日本でインボサの研究・開発と、特許及び商業化などの独占権を持つ。契約期間は日本現地で製品の出荷後15年だ。日本を除く国内と米国や中国など、他の海外版権はコーロン生命科学が引き続き保持する。

「インボサ-ケイ」はコーロン生命科学が20年以上をかけて開発して昨年11月から国内で販売されている、世界初の変形性関節症の遺伝子治療剤だ。軟骨の損傷および重症変形性関節症の患者を対象に、注射施術1回で痛みの緩和や関節機能の改善効果を得ることができる。米国でも食品医薬品局(FDA)の許可を得て、年内に現地で臨床3相を開始する予定だ。

コーロン生命科学の関係者は、「今回の契約はモンディファーマが、日本市場でインボサの許可と商業化の可能性を高く評価した結果」だとし、「近いうちに日本の膝の患者を対象に、本格的な臨床および商業化が進むだろう」と語った。
  • 毎日経済_キム・ビョンホ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-19 17:59:22




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