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未来アセット資産運用、中国でPFM WFOEライセンス取得


  • 未来アセット資産運用、中国でPFM WFOEライセンス取得

朴炫柱(パク・ヒョンヂュ、写真)未来アセットグループ会長の中国に対する攻略は、国内初の「外国資本独自私募ファンド運用社(PFM WFOE)」ライセンスの取得で結実を見た。

朴会長が2008年に設立して中国現地でリサーチ機能を遂行していた未来アセット資産運用の中国法人「未来イクジェ投資管理」は現在、中国の機関投資家を対象に私募ファンドを販売し、投資アドバイスを行うことができるようになった。朴会長は2016年6月に中国政府がファンド市場の開放政策を打ち出して外国資本の単独法人設立を許可するやいなや、2年以上も中国市場の扉をノックし続けて、「サード報復」問題などのいくつかの難関を突破して資産運用会社の登録という成果を成し遂げた。

未来アセット資産運用は21日、未来イクジェ投資管理は中国証券投資ファンド業協会(AMAC)から外国資本独自私募ファンド運用社(PFM WFOE)の認可を受けて登録を終えたと明らかにした。

市場全体の規模が推定20兆ドルの、世界第2位の中国本土の資産運用市場への進出は、朴会長が陣頭指揮した。香港の法人会長を務めている朴会長は現地に滞在して、許認可に関するビジネス事項とシステム構築を点検した。未来アセット資産運用は朴会長の直接的な指揮下で、中国内の外国金融会社が100%経営権を持つことができるライセンス「PFM(Personal Financial Management)」と適格国内有限パートナー(QDLP)資格を持つ7社の一つになった。

金融市場が完全に開放されていない中国では、外国資本はこれまで合弁会社の形でのみPFM WFOEを設立することができた。単独法人の設立が可能となった昨年1月から、フィデリティ証券やUBS、ブラックロック(BlackRock)、ブリッジウォーター(Bridgewater Associates)などの世界的な金融会社が認可を受けた。未来アセット資産運用が16番目としてライセンスを取得しており、香港とシンガポールなどの汎中華圏を除けば、アジアの金融会社では最初の事例だ。

未来アセット資産運用は外国資本独自私募ファンド運用社資格を獲得し、中国現地機関と高額資産家を対象に、中国本土での株式や債券に投資するファンドを販売できるようになった。また、適格外国機関投資家が資格を持つ外国金融会社をはじめ、深港通と沪港通で投資家に対する投資顧問を進めることができるようになった。法人設立の初期は汎中華圏でのビジネスと国内販売している中国ファンドのリサーチ支援にとどまった役割が、このことで大きく拡張されたわけだ。去る8月にQDLP資格と外貨投資限度を取得し、域外に設定された未来アセットファンドを中国本土の証券会社を通じて販売した。

1年後には中国の保険・銀行など、機関の資金を一任運用できる資格を得ることができる。 3年後には外国資本の所有する持分の法的制限が消え、公募資産運用会社への移行を申請することができる。

このような成果は未来アセット資産運用が海外市場で培ってきた、世界的な投資能力を認められたために可能だった。未来アセット資産運用の海外法人の受託額は、10月末時点で32兆ウォンに達する。今年だけでも11兆ウォン以上も増加するなど、安定した成長を見せている。

未来アセット資産運用は2003年に国内では初めて海外運用法人を香港に設立して以来、2008年にはインドに株式型と債券型ファンドを設定し、業界初で海外現地でのファンドの販売を開始した。販売国も徐々に増えて、現在は先進国から新興国まで、36カ国で未来アセットファンドを販売している。今年に入って米国の上場投資信託(ETF)の運用用会社グローバルエックス(Global X Management Company)の買収、ベトナム投資公社との現地合弁運用用会社の設立など、海外進出を積極的に推進している。
  • 毎日経済_キム・ヂェリム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-21 20:24:11




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