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DRAM半導体の価格、また下落…2ヶ月で12%ダウン


  • DRAM半導体の価格、また下落…2ヶ月で12%ダウン

韓国経済の支えである半導体の需要が減少し、11月の「DRAM」メモリー半導体の価格が再び下落した。サムスン電子、SKハイニックスなど国内の半導体メーカーは、世界的な需要の増加に備えて今年は約300億ドルを投資したことが伝えられた。しかし来年は需要の減少に合わせ、設備投資を20%以上削減するだろうとの見通しが出ている。

30日、DRAMエクスチェンジ(DRAMeXchange)によると、30日現在のDDR4 8Gb(ギガビット)の固定取引価格は7.19ドルであることが集計された。

これは前月の7.31ドルに比較して1.64%減の水準だ。 DRAM価格は今年の4月から9月までは高点の8.19ドルを維持した後、10月には7.31ドルに落ちて下落に入った。 2016年5月以降、2年4ヶ月ぶりに下落した。ただしNAND型フラッシュメモリは、いったん下降傾向を停止した。 128GbのNAND型フラッシュメモリの11月の固定取引価格は4.47ドルで前月と同じだった。これまでNAND型フラッシュメモリは、8月5.27ドル、9月5.07ドル、10月に4.47ドルで継続して下降傾向を見せたことがある。

市場では、このような下降傾向でサムスン電子とSKハイニックスなどの主力半導体メーカーが、投資規模を削減するのではないかという観測が優勢となっている。これまで半導体メーカーは人工知能(AI)とビッグデータなどのサーバー構築ブームに支えられて投資を増やしてきたが、半導体をめぐる米・中間の力比べと新規需要の鈍化に直面している状態だ。

市場調査機関のICインサイツ(IC Insights)は、来年度の半導体設備投資の規模について、サムスン電子が今年よりも20%減らした約180億ドル(20兆ウォン)、SKハイニックスは今年よりも22%減らした約100億ドル(11兆ウォン)を新規投資するだろうと予想した。 ICインサイツは「メモリー半導体の下落局面は、来年の上半期まで続くものと予想される」とし、「これにより、各半導体メーカーは投資を縮小することがありうる」とした。

設備投資の縮小は出荷の減少につながり、中長期的には企業の収益改善につながることがある。しかし、これは韓国経済に対するブーメランになる可能性が大きい。先だって産業研究院(KIET)は来年の成長率を2.6%に引き下げて予想したが、その理由として設備投資の減少をあげた。

実際に、サムスン電子は半導体の主導権を確実につかもうと、昨年と今年は総484億ドル(約54兆ウォン)を投資したことで知られたが、これは平年の120億ドルの2倍の額だった。またSKハイニックスも今年は128億ドルを投資したが、これは昨年よりも58%の投資増だった。それだけ半導体産業が韓国の成長に貢献していたわけだ。
  • 毎日経済_キム・ギュシク記者/イ・サンドク記者/チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-11-30 20:01:41




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