トップ > 数字経済 > 経済 > 「売り」に転じた外国人…コスピ、2050線に後退

「売り」に転じた外国人…コスピ、2050線に後退


米国に発する悪材料で外国人が大量に「売り」に乗り出して、コスピは2050線に座り込んだ。

10日のコスピは前取引日との比較で21.97ポイント(1.06%)下落した2053.79で取引を終えた。この日、27.31ポイントの下落から出発した指数は、場中でずっと1%台の落ち幅を維持し、2050線を上下した。先週末に米ニューヨーク証券市場が急落したことにより、米国発の悪材料が重なって外国人が売り大量に出した余波だ。外国人はこの日、2710億ウォンの売り方優位を見せた。

去る7日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)ではダウ指数が前日よりも2.24%急落した2万4338.95で取引きを終えた。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数とナスダックはそれぞれ2.23%、ナスダックは3.05 %下落した。

先週の韓国株式市場は、週の初めに米国と中国の首脳会談で90日間の関税発効を停止するなど、休戦に突入したというニュースが伝えられて上昇したが、一日で米・中貿易交渉の不確実性が浮き彫りになって下落に転換した。続いて、ファーウェイ(華為技術有限公司/Huawei)のCFO逮捕にともない、両国の摩擦が表面化したことも負担として作用したことで回復は遅くなった。これとともに、米国の5年物と3年物の国債金利がインバージョン(金利逆転現象)になるやいなや、景気後退の問題が浮き彫りになった点も悪材料だった。

ソ・ジョンフン三星証券研究員は、「先週のファーウェイ問題が貿易交渉を再び原点にもどす可能性は微々たるもの」だとし、「7日午前(韓国時間)にトランプ大統領は中国側の声明内容を一部紹介し、双方の交渉が順調であることを改めて強調したうえに、金利市場も緩和的気流が再び広がっている」と説明した。このことを勘案すれば、これまで下げ幅が大きかった敏感株と成長株の反騰を十分に期待してみることができる状況というわけだ。

売買主体別には、個人と機関はそれぞれ1333億ウォンと1168億ウォンを純買いした中で、外国人は2710億ウォンを売り越した。プログラム売買は1584億ウォンの売り優位を示した。時価総額上位銘柄の中ではだいたいに弱気だった。サムスン電子をはじめSKハイニックス、セルトリオン、LG化学、現代自動車、POSCO、サムスン物産などが下落した。韓国電力とSKテレコムは上昇した。

この日の有価証券市場では、173銘柄が上昇したが676銘柄が下落した。コスダックは前取引日との比で14.94ポイント(2.18%)下げた670.39で取引きを終えた。
  • 毎日経済デジタルニュース局_キム・ギュリ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-12-10 15:52:00




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア