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サムスン電子、クワッドカメラ搭載「ギャラクシーA9」出荷


  • サムスン電子、クワッドカメラ搭載「ギャラクシーA9」出荷

20日、ソウル市の江南駅交差点。向かいの建物の看板がぼやけて見え、目的地が正しいのか知ることができなかった。しかし、この厄介さは少しの間だけだった。サムスン電子製「ギャラクシーA9」を取り出してカメラを起動させた。ズームさせるとかなり離れた建物の、小さな看板がはっきりと見えた。たいていのズーム機能は写真がぼやけたり割れて見えるが、ギャラクシーA9はまるで目の前で撮影されたように明確に見えた。2倍光学ズームを支援する1000万画素望遠カメラが本来の機能を果たした。

この日、国内発売されたギャラクシーA9はカメラのための携帯電話だ。世界初のクワッド(4個)カメラを搭載したギャラクシーA9は、写真やビデオを存分に楽しむことができる。背面に2400万画素メインカメラ、望遠レンズ、超広角レンズ、深度レンズまでの合計4種類のカメラが搭載された。画角120度の800万画素超広角レンズは、これまでのカメラでは収めることのできない世界を開いてくれる。

4年前に発売された「ギャラクシーノート4」の電源を入れ、同じ風景を撮ってみた。ギャラクシーA9の半分程度にしかならない画角だ。ギャラクシーA9は壮大な自然の風景や団体写真など、余裕を持って消化することができる。旅行に行って風景をすべて収めようと、腕を前うしろにのばしたりする必要がなくなる。 500万画素の深度カメラは不要な背景を削除し、ターゲットを浮上させる「ライブフォーカス」機能と組み合わせて、自分の意図どおりの写真を撮ることができる。

写真撮影の知識がない「初心者」も、プロののように撮ることができる。人工知能ベースの「インテリジェントカメラ」機能が風景や食べ物、人物などの撮影対象を自動的に認識して、最適の色あいとコントラストを選択する。

セルカを撮ってみた。灰色がかった顔が華やかで明確に写っている。前面2400万画素のカメラが色味を生かし、「プロライティング」機能が左右あるいは前面に照明効果を入れて顔を立体感に再現するからだ。手が揺れて心霊写真のようになったりするが、この携帯電話は「写真が揺れた」と教えてくれる。

大画面6.3インチのスーパーAMOLED(アモレッド)インフィニティディスプレイを採用した。Dolby ATMOS(ドルビーアトモス)を搭載し、豊かな音響を満喫することができる。 3800アンペア時の大容量バッテリー。ギャラクシーノート9が4000アンペア時であることを思えば大きなバッテリー容量だ。昼間に充電器を探してあちこち迷う必要もない。

サムスン電子は「写真や音楽を楽しむミレニアル世代のための製品」だと説明した。ギャラクシーA9は移動通信3社の代理店とサムスン電子のホームページ、全国のデジタルプラザなどで購入することができる。色はレモネードブルー、バブルガムピンク、キャビアブラックの3種で、価格は59万9500ウォンだ。

一方、サムスン電子はギャラクシーS9シリーズをはじめ、ギャラクシーS8シリーズやギャラクシーノート8に「New Bixby(ニュービクスビー)」を拡大搭載すると発表した。去る8月、ギャラクシーノート9に搭載されて初めてお目見えしたNew Bixbyは、国内では来年1月からギャラクシーS8シリーズとギャラクシーノート8の使用者も利用できるようになる。グーグルの最新オペレーティングシステム(OS)「Android Pie(アンドロイド9.0 パイ)」の更新とともに適用される。
  • 毎日経済_イ・ソニ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2018-12-20 19:36:57




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